vol.1284
先日の1dayコンサルは
ちっさなお店を経営している人じゃった。
話を聞けば
趣味が高じて
仕事になったような人。
わしがいつも言っている
好きなことを仕事にすればいい
これから言うと
相当、ええ人生を歩んでいる。
ただ・・・
あくまでも趣味の世界なので
そこに『生活』という
キーワードが入ってくると
話は違ってくるようじゃ
元々が趣味の延長のようなやり方じゃけ
価格設定がムチャクチャ
そりゃ、そんなに安かったら
お客さんは喜ぶじゃろ
ただし、お客さんだけが喜ぶ・・・
なんでそんな安い価格設定に
なったのか聞いてみると
「自分で作った商品だし・・・
他に人件費もかかってないし・・・
それに、高かったらお客さんが買ってくれないでしょ・・・」
っと、価格設定の根拠が
きちっと儲けて、きちっと商売する
というスタンスじゃない
この価格じゃ、やればやるほど
自分が苦しくなってくるのは
誰が見ても分かる。
それは本人も、薄々気がついている・・・
がっ
今更、価格を上げるなんてできない
こう思っている。
「それはなんで」
って聞いてみると
「とにかく、そんなことをしたら
お客さんが離れていってしまう」
それしか思っていない。
でも、わしからすれば
安くないと店に来てくれないお客さんなんて
お客さんは安くて喜んでも
売っているこっちは
全然儲からんで、辛いだけ・・・
そんなアンバランスな関係が
長続きする訳がない。
安く売ってしまって
全然儲からず
次の商品を作る原価も下がり
魅力のない商品ばかりになり
売れなくなるから、更に値引きし
またまた儲からなくなって
好きで始めた商売も
嫌で嫌で、辞めたくなっていく
こんな負のスパイラルに入ってしまったら
本末転倒よ。
これは全て
主導権をお客さんに
握られているから起こる現象
確かに、お客様目線で考えるのは大切なこと!
がしかし
ある程度
こちらが打ち出す感性や提案に賛同させて
お客さんを引っ張っていかないといけない。
お店には、それくらいの色がないといけない。
すべてをお客様に合わせてしまって
何でもあるような雑多な店になってしまったら
本当の意味での
理想的なお客様が
逃げていってしまうことになる。
と言うことは・・・
お店をやっている以上
ある程度、カリスマ性を出して
それに賛同するお客さまを大切にしていく!
ここが重要ポイントじゃね。
ほんじゃまた