コビー「今日のレッスンは全てストレッチに当てます!」
生徒「………………😐」
全員、返事もせずに全力で浮かない表情(笑)
コビーズでのレッスン(トレーニングや打つ投げる捕る)を楽しみに来てくれる子もいるのですが、今回は90分間全てストレッチ講習に当てました。
と、その前に、普段ストレッチが大切だぞ!とは大人達に言われている彼らから本音を聞き出しました。
コビー「なんで?そんな顔するんだよー(笑)そうかぁ、じゃあ、ストレッチのイメージは?素直に話してごらん。素直に感じる事だよ?」と聞くと、
生徒…
「痛い」
「めんどくさい」
「体が柔らかくなる」
「伸びる」
「疲れる」
「疲れが取れる」
「怪我をしない」
「楽しくない」
と、ポジティブなイメージもネガティブなイメージも素直に話してくれました。
そして、さらに質問。
コビー「今、身体が柔らかくなるとか、疲れが取れるって言ってくれた子がいたけど…。本当にそれを実感してる?」と聞くと、首を傾げます。
コビー「そうだよね。楽しいと思ってないし、効果を実感してないから90分ストレッチしますって言ったら『えっ?マジ?』って顔したんだよね?そんな、楽しくないストレッチより打ちたいし投げたいよな?」
生徒達 →うんうんと頷く。
コビー「そうかぁ、でも今日はストレッチをやるよ。90分終わった後にどう感じるか、やってみよう!」という事でスタートしました。
実はストレッチは筋肉が緩むまでに最低数十秒、時間が必要です。副交感神経を優位にさせて行う必要がありゆっくり呼吸をしながら行うためです。しかも、部位や疲労度など個人差によっても緩む時間や強度が違います。
なので、今日はスイッチを《オン》にせず《オフの状態》でレッスンをしました。今年は年に数回、こんな日を設けようと思います。本当はどうしても90分でも足りないのですが、、、。今週は今シーズンの為にも《ストレッチ講習会》としています。
筋肉の緩め方のコツ、呼吸法、イメージ、強度、時間、じっくりゆっくり、アプリを見せながら筋肉のつき方をイメージさせ、、、歩いたりスキップしたり動いて確認しながら指導していくと…
「お!すげぇ!メチャクチャ軽くなった!」
「右だけ(ストレッチした方だけ)軽くて気持ち悪い~ww」
「最初は痛かったけど、気持ちよくなってきた~!」
「うひゃーw」
と、全員が効果を感じ始めました。
しかも、「ストレッチは集中してやるなよ~。喋りながら楽しくリラックスしてやる方が効果が出るよ~」と、学校で流行ってることやカラオケで歌う歌は?など、野球とは関係のない笑い話をしながら進めたので、あっという間に時間が過ぎ…
「え?もう90分やん。時間が足りんやん!」
と、ストレッチには時間が必要だという事も理解してくれたようでした。
最後の挨拶の時に、「ストレッチどうだった?」と聞くと、全員が「身体が変わった」「楽しかった!」と言ってくれました。
楽しい!←これが出てきたら俺 good job 👍✨
なぜ、楽しかったのか?
それは、一見ツマラナイと感じたこと(ツマラナイ経験しかなかったもの)でも(良い)痛みに耐えながらも自分が努力したことが成果に繋がったことで「これは楽しい時間だった」と感じることができたから。少々面倒で難しく感じることでも取り組んで成長できた、と感じたものを人は楽しいと感じるんですよね。そこは大人も子どもも同じですね。
コビーズでは選手一人ひとりの技術スキルが向上する事も大切にしていますが、それよりもトレーニングやストレッチなど自己鍛錬、自己管理が楽しいと感じ、意欲的に取り組めるように育ってくれると嬉しいです。
「野球が上手くなりたい!」と考えている彼らが、その手段であるトレーニングやストレッチを通じて人間的成長にも繋がる、そんなお手伝いが出来れば。
それにしても、ストレッチマニアな野球少年少女が増えそうな予感がするほど楽しそうにやってくれました。
まだまだ、勉強して頑張ります!