久しぶりぶりにブログを。(長いです)


桜満開🌸の福岡です。今週週末に花見の予定を立てたけどちょっと早まりそう💦




☆4期生がコビーズを旅立って行きました☆

今年も14名の生徒がコビーズ ベースボールスクールを卒業していきました。


最も付き合いの長い生徒は約5年。コビーズオープン前から指導に携わらせて頂きました。声変わりし、思春期に入り母親との関係も微妙なカンジに変化(笑)。どこの家庭でもある「母と息子の微妙な風景」も、自分の同じ歳の頃と重ねると微笑ましいもの。子育てに正解はないと言うけれど、どの瞬間も2度とない尊い時間なのは間違いないですね。


野球と言う共通言語を通じて親子がハッピーになって欲しいと常々想っているので、山あり谷あり色々あっても家族の笑顔が見られるのは堪らなく嬉しいものです。



『諦めない選手のために』

コビーズは諦めずに高みを目指す若きアスリート、アスリートを目指す子ども達向けに、国内外の野球選手育成のノウハウを伝えようと2015年1月にオープンしました。もちろん『諦めない』選手であれば現時点の実力や技量は一切関係なく受け入れています。




☆チームワークを楽しむチームと個人の成長をサポートするスクールの理解☆

野球というゲームを楽しみ学ぶために存在する《チーム》ではなく、チームの一員・戦力となるべく個人の能力を引き上げる《個人》のサポートをすることがコビーズの目的。そのため、少数生(ひとクラス最大8名)で相互理解を深めることを大切にしています。(コーチ2人で8名を見ていますが、これ以上の人数だと一方通行の情報提供だけしか出来ず、どうしても対応出来ない選手が出てしまうので定員を設けています。)


コビーズのような個人指導のスクールを利用することで、チームの指導者さんの負担が減り、集中してチームワーク・チームプレーを学び楽しむことが出来るようになります。チームでの練習時間も短縮でき勉学に充てる時間が増えるので、文武両道を目指しやすい少年野球界になると良いなと事実、勉強も積極的に取り組める選手が多い気がします(僕はそうでも無かったけど…汗)


まだまだ日本では個人コーチングのスクールは少ないのが現状ですが、是非コビーズのようなスクールを上手く利用して頂きたいものです。


コビーズでは毎回、前週のチームでの活動(試合結果や練習での感覚)をヒアリングし、本人がどう感じ、どう考えているのか?、レポートを聞きます。子ども達が大人である僕たちと会話をしやすいよう、音楽を掛け空気を和らげたり、あえてパワーバランスを下げています。先ずは会話をすることが最重要だと考えているからです。


試合での結果を踏まえ、これからどうしていくのか、どう考えるのか、を幾つか提案します。


選手は自己分析と結果に対しての対応の精度が上がってくると成長を感じ自信がついてきます。成長すること=楽しい、と感じられるようになると少々難しい事にでもチャレンジできるようになります。ここで大切なことは「褒める」ではなく「認める」ということ。


褒めると認めるは似ていますが違います。

良いところを認めてあげることで、未熟なところも自覚してくれます。頑張っていることを認めてあげる。だけど、まだ目標には届いていないと自覚させる。褒めるだけでは信頼関係は作れないと僕が選手の頃に感じていましたから。(プロ野球選手と言うだけで褒められることがありましたが、社交辞令に感じてしまい本音トークが出来なくなるんです…)



自己分析の精度は《結果⇔対応》の経験を繰り返し積んでいけばスピードの差はあっても誰でも向上していきます。ちなみに《練習→試合》では、自己評価、自己分析が育ちにくいので注意したいところです。


「コビーさん、先週はホームラン打ちました!」など、自らレポートをしてくれます。その内容も段々、詳細に出来るようになってきます。


前週の大会の疲労で動きが悪い子、精神的ストレスによって少しナーバスになっている子、成果が良かったのかよく喋る子(笑)、本人よりも親御さんが一生懸命になり過ぎてプレッシャーを感じている子(汗)などなど様々です。



《野球》とはチームで試合を楽しむこと

ですから個人指導を行っているコビーズでは《野球》を教えることはできません。《野球》を覚えるには試合経験を積まないと不可能ですし、それを教えるのはチームの指導者さんの役割です。チームでは出来ないことをコビーズがサポートするというのがスクールの指導コンセプトでもあります。


コビーズはチームの外側から選手個人の成長をサポートすることが役割です。チームの内側と外側から選手をサポートする関係が理想なので、選手とチームの指導者さんの信頼関係を壊さないことも大切にしています。なので、ありがたい事に少年野球のチームの指導者さん達からもご支持を頂けるようになりました。


「選手のために。子どもたちのために」


今年も新年度を迎えシーズンがスタートしました。我々大人が「選手第一主義」を大切に、理解ある野球界を作っていかなくてはと改めて思います。


新年度も宜しくお願い致します。




KOBES 

Baseball Workout Studio & School

小林 亮寛