【勉強法】時間のない社会人のための効率的な勉強法=知識の「抽象化」とは? | リーダーズ式 合格コーチ 2024

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「アタマ」と「こころ」を元気にする経営を科学する!リーダーズ総合事務所・リーダーズ総合研究所代表(中小企業診断士・社会保険労務士・行政書士・産業カウンセラー・キャリアカウンセラー・メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種・FP)コンセプトは人と人の「つながり」

 

 

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前田裕二氏の「メモの魔力」が発売されて以来、「抽象化」というものが、再現性と汎用性が高いもの

であることが、少しずつ知られるようになってきたのではないかと思います。

 

「ファクト→抽象化→転用」というフレームワーク

 

もっとも、この「抽象化」という言葉を初めて聞く方も多いかと思いますので、少し長くなりますが、知識

の抽象化が、どのように資格試験の勉強にも役立つのかを、順を追って説明していきます。

 

まず、試験には、大きく2つの種類の試験があります。

 

ひとつは、中学・高校時代の中間・期末試験のような記憶力を試す試験で、もうひとつが、中学・高校

時代の実力試験や模試のような基本的な知識があることを前提に思考力を試す試験です。

 

中学・高校時代の中間・期末試験のように、 教科書や問題集などから全く同じ問題が出題される記

憶力テストであれば、教科書や問題集を何回も繰り返しやるのが、高得点を取るための効果的な勉

強法だと思います。

 

中間・期末試験=記憶力テスト

 

しかし、最近の行政書士試験は、過去問や問題集の問題と全く同じ問題は、ほぼ出題されませんし、

何よりも、過去問のストックが少なく、出題範囲を網羅できないため、「ただ」過去問や肢別本の問題

を何回も繰り返しても、なかなか合格することができない試験になっています。

 

昨年は、過去問(肢別本)を5回やってダメだったから、今年は10回やろう!

 

こういう、単純に回数をこなす勉強にハマってしまうと、いつしか回数をこなすこと自体が「目的」と化し

てしまい、まさに本末転倒な結果となってしまいます。

 

手段の目的化☆

 

短期合格されている方ほど、過去問や問題を解く回数は少ない訳ですから、何回解くかという回数が

重要ではないことはよくわかると思います。

 

そして、毎年毎年同じような、「ただ」何回も繰り返す勉強を繰り返してしまうので、受験勉強の期間も、

自ずと長期化してしまいます。

 

再受験生向けの講座を長年やっていると、こういう悩みをお持ちの方が、本当に多いことを、肌で実

感します。

 

合格者曰く、

 

過去問や肢別本の問題を何回も解いていると、だんだんと解けるようになってくるので、何となく勉強

をしている気分にはなるそうです。

 

しかし、「ただ」問題を解いて解説を読んで記憶するだけの勉強では、全く同じ問題は出題されない行

政書士試験では全く対応できないため、多くの方は途方に暮れてしまうようです。

 

「(何回か解いたことのある)過去問は解けるけれど、模試や本試験など、初めてみる問題には全く歯

が立たなかった」という、多くの受験生の皆さんの声が、このことをよく物語っています。

 

したがって、行政書士試験の勉強は、

 

中学・高校時代の中間・期末試験(記憶力テスト)に対応するような勉強ではなく、何が出題されるかわ

からない実力試験(応用力テスト)に対応するような勉強が必要になってくるはずです。

 

大学受験の英語を高校3年生・浪人生に教えていたときも、中間・期末試験(記憶力テスト)では、ある

程度点数が取れるけれど、実力試験(応用力テスト)になると、全く点数が取れないという相談をよく

受けたこととも関連するのではないかと思います。

 

では、実力試験型の試験(応用力テスト)に対応するためにはどうすればいいのでしょうか?

 

答練・模試・予想問題・他資格試験の過去問など、とにかく問題をもっと沢山解いていけばいいのでしょ

うか?

 

おそらく、こういう「発想」に陥ってしまうと、では何問解けばいいのですか?という「発想」になってしま

い、エンドレスな勉強になってしまいます。

 

いわゆる、葉っぱの知識を無限に横へ広げていく勉強です。

 

特に、時間のない社会人の方には、こういう勉強をやろうとしても、時間的に不可能なのが現実なので

はないかと思います。

 

リーダーズ総合研究所では、こういう「発想」は取らずに、過去問「分析」によって、知識の抽象化を図

り、時間のない社会人の方でも、短期間で合格できる戦略を取っていきます。

 

この知識の「抽象化」の重要性ついては、 前田裕二氏の「メモの魔力」の中でも紹介されている、細谷

功氏の著書「具体と抽象」の中で次のように書かれています。

 

 

『抽象化の最大のメリットとは何でしょうか?

 

それは、複数のものを共通の特徴を以てグルーピングして「同じ」と見なすことで、一つの事象におけ

る学びを他の場面でも適用することが可能になることです。つまり「一を聞いて十を知る」です。

 

抽象化とは複数の事象の間に法則を見つける「パターン認識」の能力

ともいえます。

 

身の回りのものにパターンを見つけ、それに名前をつけ、法則として複数場面に活用する。これが抽

象化による人間の知能のすごさといってよいでしょう。

 

具体レベルの個別事象を、一つ一つバラバラに見ていては無限の時間がかかるばかりか、一切の応

用が利きません』

 

また、代ゼミの英語の第一人者でもある富田先生も、そのご著書の中で次のように書かれています。

 

 

『教育の成功のカギは、どれだけ学習者の抽象化能力を高められるか

にかかっていると言ってもいい。抽象化とは「表面が違って見えるものの、中身に共通性を見出す」ことだ。』

 

また、受験コーチの池田氏も、勉強で結果を出す最大のカギは「抽象化」であると、その著書の中で

書かれています。

 

 

『やったことのあることはできる。やったことのないことはできない。初見の問題に対して、めっぽう弱か

ったのです。しかし、試験というのは、当然ながら初見の問題をたくさん出てきます。』

 

何が問題なのか。どうすればいいのか。

 

『私の出した結論は、「今目の前にある問題が解けることが大事なのではなく、今目の前にある問題か

ら、他の問題にも通用する原理原則を学ぶことが重要なのだ」ということでした。

 

1つの具体的な問題を見るのではなく、そこから抽象的な原理原則に目を向ける。

 

つまり、1つの具体的な問題を「抽象化」することができれば、ありとあ

らゆるどんな問題にも対応できる力が身につくということです

 

さらに、東大教授が教える独学勉強法で有名な柳川範之氏も、その著書の中で次のように書かれて

います。

 

 

『情報を抽象化して理解するというのは、考えるプロセスの中においてとても大切です。なぜなら多くの

場合、求められるのは、かなり個別的で今まで見たこともない問題の解決なので、どこかで得た情報

をそのまま使えるわけではないからです。

 

たくさんの情報を得ていても、それをそのまま解決策にできないとすれば、その情報や知識を応用する

形で、解決策を考えていく必要があります。

 

この応用するためには、得られた情報を抽象化して理解しておくクセを

つけるのが有効なのです。』

 

著者によって表現は異なりますが、各著者の勉強法を抽象化して、共通項を括っていくと、知識の抽

象化が重要であることがよくわかると思います。

 

勉強法の抽象化!

 

やはり、膨大な量の情報を集約化しなければならない資格試験の勉強においても、この知識の抽象化は、より早く合格するためにも、必要な

能力なのかもしれません。

 

つまり、過去問や肢別本のひとつひとつの選択肢は、個別具体的な知識ですから、全く応用が効かな

いため、これらの知識を抽象化して、応用可能な汎用性のある知識へ変えていく必要があるということ

です。

 

具体→抽象(帰納法)の視点!

 

過去問は、何回も繰り返し解くためのツールではなく、知識を抽象化(グルーピング→抽象化→構造

化)するためのツール(素材)という位置づけです。

 

 

今年の本試験でも、

 

行政法の記述式で、事前→事後のフレームワークを使い、過去問をグルーピング→抽象化→構造化

して、知識を集約化しておいた、規制権限不行使パターンの中の処分等の求めが出題されましたので、

きちんと規制権限不行使パターンを復習されていた方は、何とか書けたのではないでしょうか。

 

 

このように、過去問をグルーピング→抽象化→構造化して、知識を抽

象化した出題のツボを掴んでしまえば、もう問題を沢山解く必要がな

くなってしまいます。

 

これは、講座受講生の合格者の多くの方が、過去問を一番解かなか

った年に合格することができたと言っていることからもよくわかります。

 

知識の抽象化

=時間のない社会人のための効率的な勉強法

 

 

 

 

知識の「抽象化」を図っていけば、記憶すべき量も大幅に減ってくるため、知識の「精度」も高まり、より

短期間で合格することも可能となる訳です。

 

辰已法律研究所の司法書士試験の講師である松本先生との対談の動画を2本アップしておきますので、こちらも、是非、参考にしてみてください。

 

 

 

知識の抽象化=パターン化

 

 

①理解

②集約(グルーピング→抽象化→構造化)

③記憶

 

試験の難易度が高くなればなるほど、②集約と③記憶の「差」が、本試験での結果の「差」になって現

れている現実も、よくわかるような気がします。

 

膨大な量の知識を、本試験で使えるように抽象化=パターン化して、

その抽象化=パターン化した知識をきちんと記憶すること。

 

これが、試験勉強の『本質』部分ではないかと思います。

 

≪今後の講座説明会・無料公開講座≫

 

 

【初学者~再受験生向け】

 

①11月23日(土)

辰已法律研究所東京本校

 

14時~15時20分

合格スタンダード講座本科生・本科生プラス講座説明会

 

15時30分~17時

過去問ベストセレクション200の効果的活用法①

 

【再受験生向け】

 

①11月30日(土) 

辰已法律研究所東京本校

 

14時~15時20分

基本書フレームワーク講座+上級ファンダメンタル講座講座説明会

 

15時30分~17時

3時間でわかる!改正民法の「フレームワーク」と「ツボ」(上)

   ↓詳細

https://bit.ly/36WcMXT

 

②12月7日(土)

辰已法律研究所東京本校

 

12時~13時

リーダーズ式&リアリステック式☆改正民法はこうして学ぶ

 

14時~15時20分

上級ファンダメンタル講座本科生・本科生プラス講座説明会

 

15時30分~17時

再受験生のための法的思考プロセス講座①

 

③12月14日(土) 

辰已法律研究所東京本校

 

14時~15時20分

基本書フレームワーク講座本科生・本科生プラス講座説明会

 

15時30分~17時

学習時間を一気に短縮する解法ナビゲーション講座の効果的活用法①

 

④12月22日(日)

名駅カンファレンスセンター(名古屋)

 

10時~11時

基本書フレームワーク講座+上級ファンダメンタル講座講座説明会

 

11時~12時

60分でわかる!改正民法の効果的学習法

 

辰已法律研究所大阪本校

 

14時~15時

基本書フレームワーク講座+上級ファンダメンタル講座講座説明会

 

15時~16時

60分でわかる!改正民法の効果的学習法

 

今後の講座説明会・無料公開講座

    ↓詳細

https://bit.ly/35bmy6P

 

☆☆☆申込特典☆☆☆

 

また、合格スタンダード講座、基本書フレームワーク講座、上級ファンダメンタル講座の本科生・本

科生プラスのお申込者全員に、ケースで理解する改正民法(全12時間)を無料で視聴できる申込

特典制度を実施しておりますので、こちらも、是非、ご利用ください。

 

ケースで理解する改正民法

 

12月14日(土)~(全4回・12時間)

辰已法律研究所東京本校

 

いよいよ、2020 年4月1日から改正民法が施行され、2020 年の本試験は、改正民法での出題とな

ります。

 

行政書士試験において、民法は、行政法に次いで配点が高く、かつ、記述式が2問出題されるため、

民法の出来不出来は、合否に大きな影響を及ぼします。

 

したがって、改正民法については、2020 年本試験に向けて、なるべく早い対策を立てていきたいと

ころです。

民法改正といっても、民法の制度が今までと全く変わってしまうわけで

はありません。

 

したがって、現行民法をひと通り学習された方にとってみれば、現行民法との比較の視点から、改正

民法の新しい知識を取り込んでいくことで、効率的に、改正民法の内容を習得することができるはず

です。

ケースで理解する改正民法では、

 

現行民法をひと通り学習された方を対象に、改正民法をより具体的に理解するために、各テーマごと

に、事例形式(ケーススタディ形式)で、かつ、現行民法と改正民法との比較の視点から、わかりやす

い講義を行っていきます。

 

2020 年合格へ向けて本格的に民法の学習を始める前に、ケースで理解する改正民法講義で、是非、

改正民法のイメージを掴んでほしいと思います。

 

ケースで理解する改正民法

    ↓詳細

https://bit.ly/2pZednX

 

☆☆☆早割&再受講割引☆☆☆

 

現在、11月30日まで、最大10万円offになる、お得な早割及び最大45%offになる再受講割引を実

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