名古屋市、ペットの飼育が禁じられている市営住宅でおよそ30匹の猫を飼っていた女性に対して住宅の明け渡しを求める訴えを起こし、裁判所がこれを認める判決を言い渡していたことがわかりました。


名古屋市によりますと、北区の市営住宅で去年2月に入居した40代の女性が、ペットの飼育が禁じられているにもかかわらずおよそ30匹の猫を飼育し、悪臭や鳴き声で近隣の住民から多数の苦情が寄せられたということです。


これを受けて市は、飼育をやめるよう命じましたが、改善されなかったことから住宅の明け渡しを求める訴えを起こし、名古屋地方裁判所はことし3月に女性に明け渡しを命じる判決を言い渡しました。


しかし、市によりますと、女性は判決のあとも明け渡す様子が見られなかったということで、市は裁判所に女性を強制的に退去させるための申し立てを行い、認められたということです。


一方、猫は今後、引き取り先が見つからなければ処分される可能性があるということです。


ペットを多く飼いすぎて近隣住民などとトラブルになるケースは全国で相次いでいて、名古屋市の動物愛護センターは「飼い主の意識を高めてもらいたい」と呼びかけています。


ペット禁止の市営住宅で猫30匹飼う女性 強制退去へ | NHKニュース

⇒ http://bit.ly/2ssRBto




⚫︎ ニュースを知り読んでみて

…… 声も出ないほど
うんざりしました。

愛知県、名古屋市、
名古屋市動物愛護センターの皆様
登録ボランティアの皆様
どれだけの人たちが協力しあって努力してるか……

先日も猫の譲渡会が終わったばかり。
来場者数は約400人
入場制限を設けるほど多くの方々が足を運んでくださったそうで、多くの猫たちが幸せを掴めたり、トライアルに入れたと報告されていました。



次々と問題を引き起こして
あちこちに皺寄せを与えて
本当に許せない気持ちです。

ルールを守らない人間は大嫌いです。
幸せなんて訪れるわけがない。
強制退去は当然のことです。
多頭飼育による問題
ここまでの厳しい判決、強行措置をされたこと自体は良かったと思う反面、無責任な人間に飼われたせいで猫たちにまで不幸を強いるのは苦しい。


こうした人たちの生活
毎度おなじように破綻してますよね。
飼育環境も整わず
必要な世話さえできずに飼う人たち。
住居は不衛生で滅茶苦茶ですよね。

自身の暮らしや生活場所よりも動物
なのかとも思っていたけど
自分の暮らしさえまともに出来ない環境のなかに動物を迎え入れてるのだろうと思うようになりました。


⚫︎ 生きる権利
猫にも生きる権利があります。
そんなコメントも見かけました。
当然です。猫も飼い主を選べず被害者であるのは分かります。

命を得た限りは粗末にすることなく生を全うする、生を尽くすのも大切なことです。けれど、動物愛護にあるように野生動物ではないペットである動物は、その命を迎えた時から飼い主である人間が命を健康に育て、その尊い終生の責任を持ち担うべきものがペットとの大切な関わりだと思うのです。

この覚悟も責任もない飼い主のせいで、生死をわけることになった30匹という猫たちの現実を重く重く受け止めなきゃならないのだと思ってます。

>殺処分は反対!
>殺処分しないで!
>だれか助けて!許せない!

なんて発言される方々がいるのならば、それもまた無責任であると思うんです。

悔しくても腹が立っても悲しくても
実際に幸せにできる責任を持てる方々なら是非とも救いの手を差し伸べてほしいと思います。ペットとは、そうして私たちと共に生きることで生を全うできる動物なんですから。


まぁ、、、ね
冷静に努めながら書いてますが
ポロリと吐き出すとすれば
やんなっちゃうよ。本当に。

これでまた多頭飼育の末に放棄される不幸な猫たちを助けようと保護するのかと思うと……他人に迷惑をかけないのが原則なはずなのに、迷惑だらけですね。

避妊去勢手術の助成や支援者による支援を得られてる保護団体の皆さんが出来る限り声を掛けあって連携して保護されるのでしょうか。

この猫たちが助けられる一方で、センターからの収容動物の引き出し、譲渡できるまでの育成するはずの枠には皺寄せは行くのですから、やるせない気持ちが残るものなんじゃないでしょうか。

私は遣る瀬無いし懸念してます。

無償で個人の出来る範囲で自主的に活動されるボランティアの方々では出来る事は限られているし、環境・資金・時間など総合的にみて、限界をこえて無理をすれば、その方々の生活も困窮、抱えている動物にとってもストレスや負担もかかってしまうでしょう。多頭で飼育してきたことがあれば、普通に飼育していてもわかる範囲のことです。

ランが自宅にあって飼育スペースと経験があるならと思うかたもおられるのですが、私がそれをしないで地域の高齢者の方々のペットのお手伝いだけを行うのは、無理だと判断ができているからです。

保護として預かることと
幸せにできることと
これは違うと考えているからです。

もちろん、自分の年齢もあれば、飼育にはお金もかかりますし、自分の人生の生活のなかに仕事という時間もあります。

そして現在ともに暮らす家族、ペットを幸せにするための努力に尽くすことを約束して迎えているので、これだけは冷静になって考えたいし、好きだからといっても感情だけで曲げられないことなんです。だからこそ、ひとりひとりの飼い主となる人たちが、自分と同様にペットへの知識と愛情、強い責任と覚悟で向き合ってほしいのですが……


必ずしてほしい「避妊去勢手術」

地域猫と呼ばれる野良猫たちの問題にも言えることですが、いくら行政が市民と一緒になって解決しようにも、飼い主のいない猫の問題は、その猫について飼い主がいないことを「問題」に思うことからだと思っています。地域の人たちが共に取り組もうと協力し合わないことには解決はできないはずです。

けれど、飼い猫の場合は違う。
飼い猫の不妊去勢手術は愛情があればこそ飼い主が責任をもって行い、無闇な繁殖はしない、室内飼養でさまざまな危険から護り、近隣へも迷惑をかけない、身勝手な理由で捨てない、こうしたことを飼い主がしっかり管理できれば、野良猫も地域猫もゼロにできるし、このような思いがけない多頭飼育となる問題も防げるはずなのに。

以前にもブログに書きましたが、犬と違って猫に関しては登録制度もなく、飼育、管理、頭数制限、動物愛護法による規制がないことも問題であるとも思うんです。
市による条例によるルールや規制はあっても、それも地域によっての違いがあり、全体的にみて飼い主も曖昧な認識でしかないと思います。

犬と同様に登録制度を導入し、飼い猫への鑑札の装着、マイクロチップの義務化、避妊去勢手術の助成制度の徹底、飼い主への対応を積極的に進めていってほしいものです。
Lovely days  CHIKA'S MIND TRIP




▼ 6月3日(日)犬の譲渡会
11:00~15:00
名古屋市動物愛護センター2階 
ワンワン教室におきまして、譲渡ボランティアさんによる犬の譲渡会を開催。

犬を家族に迎えることをお考えの方、保護活動に興味がおありの方は、ぜひ、センターに足をお運びください。



▼ 6月16日(土)サテライト譲渡会
名古屋市中区栄5-11-29
名古屋スクール・オブ・ビジネス  
ペットビジネス学科実習棟 
(名古屋観光専門学校7階)702教室


▼ 譲渡会予定
7月14日(土)8月4日(土)
愛護センターでの譲渡会を予定…


名古屋市の動物愛護センターは「飼い主の意識を高めてもらいたい」と呼びかけています。

動物が好きか嫌いかではなく、自身の考えや感情で身勝手に動物に対するのではなく、ルールを守り、動物の生態や習性を学び、客観的な判断ができる事が大切ですよね!