明治のフラクトオリゴ糖・血糖値や便秘が気になれば、お砂糖よりもオリゴ糖 | 腸内フローラ健康法「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」ラジオ大阪放送記事

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毎週水曜日 17時45分ラジオ大阪1314OBC
ドクトルかっちゃん笑顔で元気・医療健康情報番組

血糖値が高いのに、ついつい甘い物を食べてしまう人が多いです。

そんな人で多いのはご飯(米)を食べると太る、医者から制限されている。などが多いです。

ご飯を食べずにうどんやパン、パスタ、ラーメンなどを食べている方もいます。

パンやパスタも全粒粉なら良いのですが、通常原料の小麦粉は、繊維質も少なく粉末なので吸収も早く血糖値を上げます。

それに比べて、ご飯はゆっくり吸収されるので血糖値の上昇は緩やかです。

特に冷ご飯やおにぎり、お弁当は、レジスタントスターチが増え、血糖値の上昇も緩やかになります。

低体温の方や冬、寒がりの人はご飯と発酵食品を食べない傾向の方が多いです。

ご飯を食べないと血糖値が下がり、甘い物が欲しくなり糖尿病が悪化して取り返しのつかない病気になる人がいます。

砂糖はショ糖ともいう甘味料です。

甜菜糖も原料は砂糖大根ですが成分は砂糖です。

砂糖はグルコース(ブドウ糖)とフラクト―ス(果糖)の分子が1個ずつくっ付いた物で、食べるとすぐに分解されて、ブドウ糖は血糖値を上げます。

果糖は血糖値は上げませんが、中性脂肪が上がります。

糖尿病で甘い物を食べてしまう人は、中性脂肪も高い方が多いです。

甘い物も和菓子の小豆などの繊維質の多い物は、血糖値の上昇は少し緩和されます。

でも血糖値が気になる方は砂糖は控えた方が良いですね。

明治のチョコレートなどに使用されているフラクトオリゴ糖は砂糖の半分以下のカロリーです。

フラクトオリゴ糖シロップは、オリゴ糖の含有量は約60%で水溶性食物繊維なので、糖の吸収を緩やかにしてくれるのと同時に、1週間程で大腸のビフィズス菌を増やす餌として活用されます。

フラクトオリゴ糖は、蔗糖(ブドウ糖+果糖・G-F)に酵素変換で果糖の分子を1~3個、結合させて製造しています。

小腸で分解吸収されずに、大腸まで到達してビフィズス菌を増やします。

私は昭和55年から乳酸菌生産物質の研究を手掛け、乳酸菌生産物質は十二指腸と小腸の働きを整えますが、大腸のビフィズス菌も気になっていました。

明治製菓が世界初のオリゴ糖「メイオリゴ」を開発したのを知り、昭和60年(1985年)に明治さんからフラクトオリゴ糖(メイオリゴG)を仕入れて乳酸菌生産物質にフラクトオリゴ糖を配合して、乳酸菌生産物質ビオネを開発しました。

フラクトオリゴ糖を5~10g程摂取すると便秘の改善効果もあるので、フラクトオリゴ糖シロップも食事指導に活用する様になりました。

幼児の発熱時、便が出てなければティースプーン1~2杯をぬるま湯で溶かして飲ませると直ぐに排便して熱も少し下がります。

ビオネのフラクトオリゴ糖シロップも発売から35年になります。

コーヒーや紅茶だけでなく、お料理にも使用出来ます。

小豆を炊いたり、魚の煮つけにもフラクトオリゴ糖、お酒、みりん、ハチミツ少々、醤油で美味しく炊けます。

我が家では正月の黒豆にも使用しています。

意外なのがゼリーやムースなどのデザートは少量でも甘くなります。

沢山食べるとお腹が緩くなる人もいますので、そんな時は摂取量を減らしてください。

ただ、軟便になってもスッキリ出てお腹も気持ちよくなります。

便秘の改善、免疫の改善、脂質代謝改善やカルシウムなどミネラル吸収を促進する働きもあります。

姉妹品で希少糖含有シロップを配合した「レアシュガーオリゴ」という甘味料もあります。

特に糖が気になる方はレアシュガーオリゴの方が甘みも強く、糖の吸収も抑制されるので良いかもしれませんね。

但、フラクトオリゴ糖の含有量は半分になります。

そして、甘く無くて甘味料に使用出来ませんが、平成5年に、世界一高純度99.5%、糖質0%のビートオリゴが開発されました。

これが今月のプレゼントの乳酸菌生産物質顆粒原料に使用されています。

ラジオ大阪1314OBCドクトルかっちゃん「笑顔で元気」

井草克一&仲みゆき                                         

放送音声⇒http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC210317_Dr_K_Egao.mp3