昨日、鶴見緑地公園の陽光桜が
満開だったと言うブログを書きました。
そして何気なく調べたんですよ
陽光桜について。
そうしたら、その背景がとんでも無かったです
以下少しだけ解説↓
陽光桜を生み出した高岡正明氏は
戦前(1940~45)愛媛県で
青年学校の教員をしていました。
戦争開戦で村の若者が次々と戦場に駆り出された時
高岡氏は
「日本は強い国だ、絶対に負けない国だ」
と生徒たちに言い聞かせ
数百名の教え子の出征を見送ったそうです。
しかし1945年、敗戦。
戦争中も、そして戦後も教え子たちの
戦死の知らせが次々と届くたび
「私はなんということを生徒たちに話してきたのだろう!」
落胆と自責の念で胸は張り裂けんばかり。
泣きながら毎日自分を責めて暮らす日々が続く。
そんな中、綺麗に咲いた桜の下で記念写真を撮った
生徒の一人一人の面影をふと思い出し
「二度と戦争のない平和な世界は
自分たちの手でつくらなければならない。
そのためには生徒一人一人の命の証であり
平和の象徴でもある桜をつくり、
世界に広めてゆくことが
自分の残された人生の最大の仕事だと考え
世界を視野に、どこにでも適応できる
桜を開発する必要がある。」
と思い至り、
亜熱帯のジャワから極寒のシベリアまで
どんな気候の地でも花を咲かせることができる
新しい桜を作出しようと決意。
そこから私財を投げ出して研究を続け
約30年かけて新種の桜
『陽光桜』を生み出したのです。
映画にもなってました。
2015年11月公開。
終戦70年記念作品。
主演は笹野高史さん。
息子役の的場浩司さんが
存在感ありましたね。
ともすれば、お涙頂戴もので
終わりそうなテーマを
時にコミカルに、市井の人間の
日常を細やかに演じてはって驚きました。
因みに高岡正明氏は
『伯方の塩』業の初代社長。
息子の高岡照海氏は
『遠赤青汁』の創業者です。
めちゃくちゃ壮大な
「桜で平和を」プロジェクト↓
陽光桜 | 遠赤青汁のルーツ~亡き父 桜への想い~ (makeshop.jp)
ご一読をお勧めします。
世界各国の名立たる人物が目白押しに登場し
結局世界は平和になっていないけれど
こんなにも多くの人たちが
本当は平和であることを望んでいたのかと
映画の原作となった書籍もありますね。
映画はAmazonプライムに加入されていたら
現在無料で見れますよ。
陽光桜が満開の間に見ておく
と言うのはいかがでしょうか。