vol.805
商売の基本は
顧客は誰か?
ここからスタートしている!
ドラッカー本を読むと
すべての著書に
「企業の顧客は誰か?」こう書かれている。
あまりにも基本中の基本のようで
みんな分かったつもりでいるが
灯台下暗しで、顧客が見えていない事が多い。
今、毎週月曜日に
わしのお客さんの会社で
ドラッカー読書勉強会というのを
朝、7時からやっているが
この、顧客は誰なのか?
という問いが、容易いようで難しい。
この会社は運送関連の会社だが
今までは、ただただ依頼のあった物を
依頼された場所に運ぶだけの仕事をしていたが
それだけでは驚きも何もない!
運送屋さんなんじゃけ
きちっと物が運ばれるのは
当たり前!
当たり前のことには
驚きがない!
お客さんから
「そこまでやってくれるの」
というギャップが出てはじめて
驚きになる!
ということで
この会社は、お客様にフォーカスし
物を運ぶんじゃなく
驚きを運ぼうと言う事になり
数年前から取り組んでいる。
その取り組みの中の1つに
お客さんからの声を拾らおう
と言うのがある。
こんな事、どこの会社でもある事じゃけど
お客さんの声を聞くだけで終わっている会社が多いのも事実!
この会社は
得意先から拾らって来た声を
ドライバーたちにフィードバックし
・どこに感動してもらえたのか?
・どこにクレームの根源があるのか?
などをミーティングまでして
フィードバックしている。
いい事も、悪いことも
社内にすべてが張り出され
ドライバーの教育にもなっている。
どんなに上司がダメ出しするよりも
お客さんからの声が一番効く!
こんなことを続けていると
ドライバーたちも、お客さんの声を意識しながら
仕事をするようになる。
すべては意識の問題。
いつもテキパキ働いて
社内での評価が良くても
お客様からの評価がボロボロだったら
その社員は、まったく仕事をしていないのと同じこと。
いくら社内評価が高くても
給料を出しているのは会社じゃない!
すべてはお客様!
そんなお客様から評価されない人は
給料をもらう資格がないということ。
ここが理解できれば
おのずと意識が変わってくるね。
この取り組みは
1円もかからんのんで
すぐにやってみたほうがええよ!
ほんじゃまた