My Cleveland Heart by Jackson Browne
1970年代に米国西海岸、カリフォルニア州からアメリカン・フォークの貴公子のように登場し、80年代以降は政治的なメッセージを発信するプロテスト・ロッカーとして活躍したジャクソン・ブラウン/Jackson Browne。今年、ニューアルバムを発表し、その先行シングルとして My Cleveland Heart/マイ・クリーブランド・ハート を公開しました。 アルバム Downhill from Everywhere も正式にリリースされ今は精力的にライブ活動を行い、YOUTUBEでも動画を積極配信しています。
このミュージックビデオを初めて見た人は驚いたのでは?ジャクソン・ブラウン/Jackson Browne 自身が患者になり、機械のような心臓を移植する手術の様子が描かれています。
クリーブランド・ハート/Cleveland Heart は、オハイオ州クリーブランド市にある人工心臓のメーカーなんです。
まるでこの会社の宣伝のように聞こえるタイトルですが、どんな歌詞なのか見てみましょう。
LYRICS/歌詞和訳
I'm gonna make a few changes right away 僕は今すぐ、少し変えようと思う
The way I leap and the way I fall 飛び跳ねたり落ちたりする方法を
The way I need somebody else's eyes to see me 誰かに見てもらう人を必要とする方法を
The way I need anyone at all 誰であれ必要とする方法を
But I expect the real changes to start でも僕は本当の変化が始まることを期待している
When I finally get my Cleveland Heart ついに僕のクリーブランド心臓を得られたら
They're made to take a bashin' それらは叩かれるために作られ
And never lose their passion そして情熱を失わない
They never break それらは壊れない
They don't even beat それらは鼓動も打たない
And they don't achе そしてそれらは痛くもない
They just plug in and shine それらはただ差し込まれて輝くだけ
Don't make mistakеs 失敗はしない
And they don't know defeat 後ずさりという言葉を知らない
Like my heart makes 僕の心臓がするように
Like this broken heart of mine この僕の壊れた心臓のように
I've been walkin' that broken line between 切れた線の上を歩いてきた
The way life is and the way it seems 命の在り方とそのように見える方法との間にある
I've been stranded on that endless straightaway 僕は終わりのない真っ直ぐな道に取り残されていた
Between the truth and my wildest dreams 真実と 僕の最も荒っぽい夢の間にある
But I will no longer need to tell them apart でもそれらを区別する必要もなくなるんだ
When I've finally got my Cleveland Heart 僕のクリーブランド心臓ができれば
They just keep on hopin' それらはただ希望を持ち続ける
And stay so big and open そして大きく開いた状態であり続ける
REPEAT
歌詞の内容は抽象的に聞こえますが、心臓の病を患っている人が人工心臓を使うことでこの先の明るい未来を想像している様子であることが分かりますね。
曲はエレキギター、スライド・ギターの美しい音が響き渡る、ジャクソン・ブラウンらしいサウンド。 実はバンドメンバーはみんなミュージックビデオに出演しているそうです。
では、ライブ映像をご紹介します。
ジャクソン・ブラウンの最新アルバム Downhill from Everywhere on Spotify