こんにちは、na√kenです。
Vocal名義としては「Naroot」になりますよろしくどうぞm(__)m
今回はKanaria様が投稿された「KING」で、
初めて歌ってみた動画を投稿させて頂きました!!
何故今回歌ってみたに挑戦してみたのかというと、
「Mix技術の向上と、Mix依頼時の参考音源を作りたかった。」
というのが投稿した経緯です。
基本的に使いこなせそうなMix技術はこの動画に詰め込んでみました。
気にいって頂けそうなMixであれば是非ご依頼していただければと思います!!
そして↓にMix(Rec)解説もしていきますので、そちらも一緒にご覧ください。
【全体のこと。】
歌唱自体は憧れの歌い手である「Gero」さんのKINGをほぼ参考にさせていただきました。
ただ自分は声量が無いタイプなので、声は出来るだけ手前目にしております。
これ以上手前に調整すると音割れがかなり目立つとも思い、オケとのバランスも考えこの調整になりました。
ちなみに、Mix依頼を頂いた際も基本こんな感じで調整します。(歌ってみたは歌声が聴こえてなんぼなので。)
ご依頼時に、逆に「声を抑え目に」だったり、「バランスを崩してでも声を手前に」等の意見を頂ければ調整します。
ただし、必要以上にバランスを崩すとイヤホンやヘッドホンで聴くにはオススメ出来ないレベルになるので注意。
(スピーカーだけで聴く分には良いレベルだと思います...?)
※ニコニコ動画やYouTubeに動画を投稿した際、
勝手に「ラウドネスノーマライゼーション(自動音量調整)」というもので音が調整されるため、
投稿した動画から聴こえる音は、実際の音源より若干音が小さく聴こえる現象が起きます。
(動画サイト側からしたら、急な叫び等の爆音で耳を傷めないように配慮されたものなのでしょう。)
【1番】
「幽閉 利口 逝く前に ~ 勘弁にしといてなんて惨忍」
早速1番始めの部分からなのですが、
EQでローカットハイカットを極端に設定しラジオボイス的な感じを作ってからディスト―ションエフェクトを掛けました。
歌ってみたではわりと聴くエフェクトですよね!
EQ次第でもう少し声篭らせたり高域寄りにしたり、歪み量も変えることで音色も変わってきます。
(個人的には曲や声の雰囲気で調整。)
「人様願う欠片のアイロニ ~ 先が見えないヴァージンハッピーショー」
こちらは特に変わった処理はしていないのですが、
Rec時にメインボーカルに、オクターブ上のユニゾン、そこから更に通常ハモリの3声にしました。
(ハモリの音量は小さ目。「ヴァージンハッピーショー」からオク上がファルセットになる為ハモリの音量上げてます。)
また、次に行く前に「hoo」というコーラスを入れてみましたが、
こちらはGeroさん歌唱のものを参考にしました。(Geroさんの音源だと「hoo」ではありませんが。。。)
「無いの新たにお願い1つ ~ 張り詰めた思い込め」
ここはシンプルに処理しました。
「レフトサイド ライトサイド ~ You are KING」
ここもシンプルな処理なのですが、Rec時に「通常ハモ」と「オク下ハモ」を入れてます。
「照れくさいね」の部分は通常ハモのみなので少し手前目にしてます。2番サビ「邪魔くさいね」も同様。
「パッパッパ」の部分も3声で、声が「左、右、左」に徐々にずれていく「PAN振り」をさせていただきました。
(PAN振りはヘッドホン等だと分かりやすいですね。動画の歌詞表記が左右左だったのでそうした次第。)
「パッパッパ」の部分と、2番に行くまでにコーラスも入れましたが、
こちらは歌い手の「あらき」さんを参考にさせていただきました。
コーラスはメインとオクターブ下でのユニゾンを各2本ずつ録っております。
自然なダブリング効果が欲しい場合は同じメロのハモやコーラスでも2本録ると良きです。
Mixでは途中で簡単なカットアップを使ってます。(「おっおっお お お お」って音を切り刻んでいます。)
【2番】
「無邪気に遊ぶ 期待期待のダーリンダーリン ~ 嫌い嫌いの最低泣いてダウン」
ここもシンプルなMixですが、メインボーカルから更にオクターブ下でユニゾン、
更に「ラララヴ ラッタッタ」や「最低泣いてダウン」はオクターブ上でユニゾン(ファルセット)させました。
「毎度新たにお願い1つ ~ 張り詰めた思い込め」
こちらは所謂ケロケロミックスという処理をさせていただきました。(キズナアイ様を参考にさせていただきました。)
このケロケロミックスも歌ってみたでは良く聴くエフェクトになりますね!
ただ今回の僕のMixは厚みを持たせませんでした。
どういうことかというと、実はRec時にここもオクターブユニゾンさせており、
結果メインボーカルをかなり抑え、オク上のボーカルはハモリ処理でこちらだけがほぼ聴こえる調整にしたからです。
今思うとメインボーカルを抜いて厚みを持たせても良かったなとは思います...せっかく録ったから使った次第www
更に通常ハモも入れてあります。
「ハハ」と「You are KING(最後のみ)」と「シャウト」
「ハハ」は1番だと気怠い感じ、2番はとりあえず元気?に録ってみた次第ですwww
最後の「You are KING」は再びディスト―ションエフェクトで処理しました!
1番最後のシャウトは音量小さ目から段々上げていく処理をしました。
Rec時は同じシャウトを2本録り、どちらも7割くらい左右にPAN振りして音量はあえて抑え目に調整しました。
【収録機材】
IF / ROLAND UA-33
マイク / RODE NT1-A
ケーブル / RODE NT1-A付属品
ポップガード / STEDMAN PROSCREEN 101
DAW / Cubase LE 5(違うIFでの付属品)
※なんだかんだで8~9年?程使った機材でしたが、ポップガードとDAW以外はオススメ出来ません...
ってくらいには他が初心者向け機材だったので雰囲気を味わいたい人には良いかもしれない?(笑)
解説はここまでになります。
録音に関しては、とりあえず物足りない場合オクターブユニゾンさせると豪華に聴こえます!
ただし、リズムやピッチを綺麗に合せないと下手に聴こえるので注意が必要。
(正直僕は多少ずれてたので補正ソフトで直しました。)
Mix依頼時にこういう効果が欲しいというのがあればこの記事を参考にしてください。
近いうちに、改めて「賢い録音方法」だったり、「初心者に選んでほしい機材」等の記事を
書こうかと思ってますので、そちらも参考にしていただければと思います。
※ちなみにMix依頼はこちらからどうぞ↓