オリゴ糖の種類と純度・お勧めの甘味料フラクトオリゴ糖、高純度はビートオリゴ | 腸内フローラ健康法「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」ラジオ大阪放送記事

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毎週水曜日 17時45分ラジオ大阪1314OBC
ドクトルかっちゃん笑顔で元気・医療健康情報番組

リスナーさんからのオリゴ糖の問い合わせのお葉書が多いですね。

1986年、世界にオリゴ糖を配合した商品は3種類しかありませんでした。

明治製菓が販売していたメイオリゴ、そしてビオネが販売していたフラクトオリゴ糖、乳酸菌生産物質ビオネ。

メイオリゴはシロップと顆粒がありましたが、現在は販売停止になっています。

ビオネのフラクトオリゴ糖は明治のメイオリゴGという原料100%のシロップの甘味料です。

現在、メイオリゴGを100%使用した製品はビオネのフラクトオリゴ糖しかありません。

そして乳酸菌生産物質ビオネは乳酸菌生産物質とフラクトオリゴ糖、ビートオリゴを配合した製品です。

オリゴ糖と書いてあれば、みんな同じと思われる方が多いと思います。

オリゴ糖も原材料、製造工程、純度、美味しさなど比較すると様々な製品が販売されています。

製造工程も3種類、化学変換、酵素変換、植物から抽出があります。

フラクトオリゴ糖は酵素変換で製造します。

純度は固形成分中55%以上で実際は60%、約40%は果糖やブドウ糖ですので甘味があります。

様々なオリゴ糖がありますが、甘みの成分はオリゴ糖以外の糖質です。

純度の高いガラクトオリゴ糖70%がありますが、甘みが少なく調味料には沢山入れないと甘くなりません。

甘みの強いビートオリゴシロップがありますが、オリゴの含有量は10%ですので、整腸作用は少なく、血糖値も上げてしまいます。

その他、純度55%ですが、小腸で分解吸収されてカロリーになるオリゴ糖もあります。

一般的な甘味料は純度55%の原料が多いですが、味の点では明治のフラクトオリゴ糖が一番おいしいです。

1日10g摂取で便通も良くなります。

明治のフラクトオリゴ糖は8つの機能性があります。

①  おなかの調子を整える。

②  虫歯の原因にならない。

③  低カロリー(難消化性)

④  ミネラルの吸収促進。

⑤  免疫の改善。

⑥  血糖値を上げない。

⑦  脂質代謝の改善。

⑧  便臭の改善

コーヒー紅茶、ホットケーキやトーストにバターと一緒に塗っても美味しいですし、お砂糖と同様に煮物にも使用できます。

吸収されるカロリーは、お砂糖の3分の1ぐらいです。

カステラやスイーツに使用しているメーカーもあります。

以前からドッグフードやキャットフードにも使用されています。

甘味が要らないなら高純度のビオネビートオリゴ(ラフィノース)があります。

純度99.5%、糖質0%ですから甘くなく血糖値も上げません。

原料は北海道産のさとう大根です。

北海道帯広に霙が降ってからさとう大根の収穫が始まります。

翌年まで外のテントで大根を寝かせるとオリゴ糖の含有量が増えます。

冬の帯広は氷点下20度になります。

大根が凍結防止の為にオリゴを作ります。

さとう大根を絞った糖蜜から砂糖とビートオリゴ(ラフィノース)を抽出します。

1日5gの摂取で便通も良くなり、臭いも薄くなります。

ご飯を炊く時やみそ汁に入れるだけでビフィズス菌が増え、家族皆さんのトイレの臭いが変わります。

ラフィノースは大豆も含有していますが、5g摂取するには大豆300g以上食べないといけません。

食品で十分な量を摂取するのは不可能です。

フラクトオリゴ糖も玉ねぎやバナナに微量含まれていますが、やはり十分な量は食品では補えません。

手軽なシロップの甘味料がおススメですね。

みりん、お酒、醤油と一緒に使用して和食料理に最適です。

鰯やサバの煮つけに使用するとツヤがでて美味しく炊けます。

便秘には大量に使用すると即効性もあります。

ラジオ大阪1314OBCドクトルかっちゃん「笑顔で元気」

井草克一&仲みゆき                                         

放送音声http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC210414_Dr_K_Egao.mp3