■ヒトラーの大衆扇動術

 

【ヒトラーの大衆扇動術】

・ 大衆は愚か者である。

・ 同じ嘘は繰り返し何度も伝えよ。

・ 共通の敵を作り大衆を団結させよ。

・ 敵の悪を拡大して伝え大衆を怒らせろ。

・ 人は小さな嘘より、大きな嘘に騙される。

・ 大衆を熱狂させたまま置け。考える間を与えるな。

・ 利口な人の理性ではなく、愚か者の感情に訴えろ。

・ 貧乏な者、病んでいる者、困窮している者ほど騙しやすい。

・ 都合の悪い情報は一切与えるな。都合の良い情報は拡大して伝えよ。

・ 宣伝を総合芸術に仕立て上げろ。大衆の視覚聴覚を刺激して感性で圧倒しろ。

 

https://www.amazon.co.jp/ヒトラーの大衆扇動術-許-成準/dp/4883927512

 

許 成準(ほ・そんじゅん)著 彩図社

 

 

■ヒトラーの大衆扇動術とは

 

 リーダーシップのための参考書として韓国でヒットとなった著作だ。2005年の出版。

 多くはよく知られている内容だが、ヒトラーの大衆扇動術を知ることで、いま世界にに流布される広告宣伝的な洗脳から自分を守るために役立つことと思い、ご紹介しておきたい。

 悪党として知られるヒトラーが、あれほど知性に満ちたドイツ人をどのように洗脳していったかを知ることができる。

 

 一般大衆を「愚か者」として扱い、「嘘(ウソ)」を繰り返し、「考える時間」を与えない。「理性よりも感情」に訴え、「都合の悪い情報」はいっさい与えず、「都合の良い情報だけ」を大きく拡大して繰り返し与え続ける。

 これらの情報操作が、一般大衆を扇動する秘訣だという。

 

 まさに、いま世界で起きていること「そのもの」である。

 

 その結果、多くの大衆は権力者の言いなりで、権力者が望むように考え行動する。

 

 この著書の視点を学べば、うっかりすると「巻き込まれてしまう洗脳」から身を守ることができるようになるかもしれない。

 

 今の世界には、表向きは「ヒトラー」は存在しないが、裏の世界に「ヒトラー」と同様の方法で世界中を洗脳・扇動する闇のヒトラーと同様の存在がいることに気がつくだろう。

 

 私たちは愚かにも、洗脳され扇動されてしまったら、権力者達の餌食になってしまうし、自分にとって大切な存在や大切なものを奪われてしまう危険がある。そういうことに気づかせてくれるという意味で、一読しておいてもよい本かもしれない。

 

 リーダーシップの参考書としてはまったくお勧めしない。こんなヒトラーの方法を学んで、そのように自分の仕事に生かそうとしたり、リーダーとして部下に応用しようとしたら、人間がクズになるだけだから。韓国ではリーダーシップの参考書として売れているというから、韓国のビジネスマンは人間として信用できる人はいないと考えたほうがいいかもしれない。なぜなら、リとラーの方法は「人を騙す(だます)」方法だからだ。

 だが、上記の「ヒトラーの大衆扇動術」のまとめの項目だけでも心に留めておくとよいと思われる。

 

 

 洗脳・扇動の一例としてYoutubeに「プランデミック」と題した一本があったので、参考のために上げておきたい。

 

youtube

 

 

 

 

***