vol.842
昨日は、お客さんの会社の
月2回の定例会議じゃった。
そこの社長さんは用事があって
最初の1時間しか居れんと言うことで
これからの新しい方針の概要だけを
説明して会社を出て行った。
最初の1時間の会議では
残りの7名の社員たちは
借りてきた猫のように
シーンと静まり返っていた。
わしが進行役をやりながら
みんなに質疑応答を促したんじゃけど
まったく手も上がらない。
そして、時間になり
用事のある社長が出て行き
休憩を挟んで第2部に突入した。
すると、どしたんや
お前ら水を得た魚か?
さっきまでの静まり返っていた空気は
何処に行ったんやって感じ。
まーこれも、全て計算どおりで
社長がいない方が
彼らの本音を聞けるというのもあって
意図的に仕向けたんじゃけど
これって、何処の会社でも一緒なんじゃろうね!
社員達は、会議に決定賢者がいると
あまり自分の意見を主張しようとしない。
これは何処の会社に出席しても思うこと!
以前、別の会社の会議に出たときに
事前に社員達とディスカッションをして
彼らの意見を聞きだして、会議に臨んだことがある。
すると、会議中に社員の1人が
自分達の意見を発表した。
なかなか言語概念化能力がないのか
うまく伝えきれていなかったけど
彼なりに一生懸命語っていたような気がする。
※言語概念化能力=思いを言葉で伝える能力
すると、それを聞いていた社長が
一言でバッサリと切った!
その社長も口癖は
「お前達の意見も聞きたいので、もっとしゃべるように!」
っと、よく言っているのに
勇気を持ってしゃべった社員の一言を
容赦なくバッサリ切った!
その会議が終わって
発表をした社員に聞いてみると
「どうせ最後は社長が決めたようにしかならんですから・・・」っと
その後、その社長に相当ダメ出ししたよ!
「こんなんなら、会議なんかせんで
全部社長が独りで決めて、一人で動かせばええじゃん!」って
確かに、この社長の気持も痛いほど分かる。
社員達の考えは
基本的に浅はか過ぎる所がある。
もう少し、二手三手先まで考えて欲しいと思うくらい
考えが浅すぎる。
だから、社員が提案した事をやらせても
だいたいどのような結果になって終わるか
見えているのも事実。
でも
やらして、失敗させて
肌で覚えさせんといけん!
どの社長さんも
こんな事、頭じゃわかっとるんじゃろうけど
出来んのよね~
こういう時に
わしみたいな外部の人間は
ええ立ち位置なんじゃろう!
ちょうど、彼らと社長との
大きく開いた溝を埋める
絶好のポジションなんじゃろう。
溝
社長が変わらない以上、この溝は埋まる事がない!
両者の気持ちが分かる第3者だから、うまく調和が取れる!
社員はわしを使って、会社に伝えようとする。
会社はわしを使って、社員の本音を聞きだそうとする。
そして、わしは
社員の話を聞きながら
わしの考える所でダメと感じる物は
社長に確認するまでもなく
その時点でダメ出しをする!
しかし、社員さんも
社長から直接ダメ出しをされるのと
感じ方が違うのだろう。
そして、社長さんにも
どんどんダメ出しをしていく!
社長の辛い腹のうちも理解しながらダメ出しをする!
だから、社長も聞く耳を持ってくれるんじゃろう。
わしって
めちゃくちゃええパイプ役じゃん!
自分のことになると出来んのに
人事じゃって思うと、冷静に判断できるんよね
社内会議をしても
社員からまったく意見も出てこん
社長の独演会な会議をやっている社長さん!!
すでに社員の方から
「どうせ言っても聞いてもらえん!」っと
烙印を押されとるかもよ
ほんじゃまた
_■板坂裕治郎からのお願い■_________
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