重版出来! | TMSジャパン公式ブログ

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      健全な肉体は健全な精神に宿る     

 

 

私事で大変恐縮でございます。新型コロナ騒動で躊躇しておりましたが、実は去る5月11日、拙著『腰痛は<怒り>である・普及版』の第21刷があがってまいりました。初版の上製版とCD付版を合わせると27刷目ということになります。

 

 

毎日280点の新刊が出版されている上に、返本率約40%というご時世ですから、本を出しても増刷できる可能性は10%程度と言われています。そんな中でもアマゾンの医療3部門で35週連続第1位を記録し、韓国と台湾でも翻訳出版され、「腰痛持ちのバイブル」とまで称されてきたのは、TMSジャパンの活動を応援してくださっているお一人お一人のお陰だと心から感謝しています。改めて厚くお礼申し上げます。

本書は、ニューヨーク大学医学部教授のジョン・E・サーノ博士が確立した、「TMS(緊張性筋炎症候群)理論」とAHCPR(米国医療政策研究局)が作成した『成人の急性腰痛診療ガイドライン』をQ&A形式でわかりやすく解説したものです。しかし、「脱皮しない蛇は破滅する。人間もまったく同じだ。古い考えの皮をいつまでもかぶっていれば、やがて内側から腐っていき、成長することなどできないどころか、死んでしまう」とフリードリヒ・ニーチェが述べているように、医学情報は常にアップデートしていかなければアッという間に時代遅れになってしまいます。

毎年200万件を超える医学論文が発表されている事実を考えると、少しでも新しい情報を詰め込んだ『腰痛ガイドブック・CD付』(ヨーロッパガイドラインの要約)、『急性腰痛と危険因子ガイド』(ニュージーランドガイドライン)、『腰痛は終わる!』(アメリカとイギリスのガイドラインの要約)も参考にしていただければ幸甚でございます。