岡田有希子は直観像記憶(カメラアイ)の持ち主だった?

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佳代(ユッコの本名)が中学生の頃に描いた油絵。

直観像記憶とは、映像記憶ともいう特殊能力のひとつで
個人差はあるが、パッと見たものを写真で撮ったように記憶し、
細部まで正確に思い出すことができるそうだ。

ユッコが芸能界に進むために母親から課せられた「3つの条件」の話は有名だが
その条件というのは、学内テストで学年一番になる等、勉強に関するもので
比較的成績が良かった彼女でも到底達成できないような高いハードルだったらしいのだが、
周囲が呆れるような集中力を発揮して
次々に条件をクリアしていったという。
その勉強方法というのが、
「まずは教科書や問題集をじっくりと読み、
1ページずつ写真を撮るように覚えていく」というもので、
決められた範囲から出題される学内テストならば、
この暗記力がだいぶ役に立ったことだろう。

集中力という点では、チーフマネジャーいわく
「物事への集中力は凄かった。
ドラマの台本を読み始めると没頭して、
何度呼びかけても全然気付かないことがよくあった」とのこと。

また、記憶力という点では
ユッコがデビューする前から見守ってきた関係者によると、
デビューした後、忙しい合間を縫ってテスト勉強をしていると言う彼女に
教科書の中からランダムに、テストに出る範囲の問題を出してみたところ、
ズバズバと正解を答えるので「凄いね、よく勉強したね」と感心すると
「1回(教科書を)読んだだけなんですけどネ」と言ったそうで、ますます驚いたそうだ。

あんなに忙しいスケジュールをこなしていた彼女だから
当然、勉強する時間などほとんど無かったはずなのだが
教科書を1回読んだだけでそこまで正解を言い当てたならば、
やはり、直観像記憶またはそれに近い記憶力の持ち主であったのだろう。
たくさんの曲の歌詞やメロディーを覚えたり、
ドラマのセリフを正確に覚えるのも、苦ではなかったかもしれない。

一方で、優れた記憶力の持ち主は、マイナスの記憶もなかなか忘れることができないという。
''忘却''というのは、脳の排泄とも言われており、忘れることができるからこそ
人間の頭はパンクすることなく、新たな記憶を糧に生きていけるのだ。
それなのに、忘れてもいいようなことがいつまでも頭の中に鮮明に残っていたら…。

ユッコの頭の中は、常にいっぱいいっぱいだったのかもしれない。
弱肉強食の芸能界で頑張り、走り続けてきたが、ついに3年目に限界が来た。

才能を開花させる努力を怠らず、何事にも真面目に取り組んできたことが
かえって彼女自身を追い詰める結果となってしまったのは、あまりにも残念だ。

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