3月11日に太平洋沖で発生した大地震から8日を経過した。
震度5・震度6の余震が相次いだが、徐々に落ち着きを見せてきている。
とはいえ、未曽有の災害となってしまった東京電力福島第一原子力発電所の1-4号機が破壊される事態になり、莫大な放射能漏れが文字通りの国難と化しているのは周知の事実である。
だが、とりあえず、渋谷の街は鉄道ダイヤが落ち着いてきたこともあり、人出は先週土曜日のように極端に減っていることはなかった。ネオンやライトアップの自粛が格段に進んでしまったことを除けば。
この項は、先週土曜日・3月12日の20時ごろと比較する意味で記すものです。
以下のページをご覧になり、どう変わったかを比較しながらご覧下さい。
東北地方太平洋沖地震が発生した翌晩の渋谷道玄坂・ハチ公口一帯の状況
http://ameblo.jp/platinumhills/entry-10829127055.html
【ハチ公前交差点】
鉄道のダイヤがぶっ壊れていた先週土曜日と比べ、人通りは2倍以上あった感じ。
これでも通常の土曜日と比べて少な目とは思うが、やっぱり多い。
一方、明らかに街を照らす明かりは少なくなっていた。
「計画停電」なんてまだ大きく取り上げられていなかった先週は、先週土曜日は「QFRONT」「サロンパス」「FOREVER21」「ジャニタレ」「パチンコのSANKYO」などの広告看板やネオンがともっていたのだが、押しなべて消えてしまった。大震災前は24時間ともされていた大和証券の株価ボードも消された。
自粛しないことには、いつ電力需要が急増するかわからんので、やむを得ない事だ。
【SHIBUYA109方向】
ここも一気に暗くなってしまった。
先週は渋谷109の下半分は照らされていたが、この日はそれもなくなった。マツモトキヨシも、ヤマダ電機も、ソフト・オン・デマンドの「やまぐちりこ」でさえも照らされなくなった。先週土曜日とは明らかに違う。
【ユニクロ渋谷】
先週土曜日の時点では、照明が照らされていたのだが、わざわざ撮るほどでもないと通り過ぎてしまった。
さすがに今週は、計画停電の件でライトアップ自粛せざるをえないってことだ。
【フーゾクは空気を読まない】
道玄坂小道に位置する風俗渋谷案内所は、この日もいつも通り。ビデオ鑑賞の金太郎も同じ。
写真左側にも同様の案内所があるが、こちらもいつも通り。
少しは空気読めよ! と言いたくなってしまったが、ここには市民の声など届かないのかもしれない。
道玄坂小道に入って、外から渋谷クリスタル、渋谷ストロベリージャム、渋谷平成女学園の外観を見てみたが、平常時と大して変わりなし。正面にでかでかと照らされる「渋谷平成女学園」のネオンはさすがに消されていたが、左右のネオンはそのまま。
彼らに鈴をつける者はいないのだろうか…一般人ではムリだ。女性が発電しているからそれでいい…勝手な論理だろが。
道玄坂から、マークシティ方向を写したもの。
ここは裏道なので、それほど問題になるようなところはない。しっかし、右手のリンリンハウスに、左手の金太郎はテカテカと。フーゾクとそれに準ずるところ以外は明らかに空気を読んでいるので、それらのフーゾクとそれっぽいところの異様さが目に付いてしまったのである。
これが、電力問題に直面しない札幌ススキノ、名古屋・栄、京阪神、福岡・中洲だったら文句をつける気にもならんが。
【FOREVER21】
渋谷FOREVER21は、先週は繰り上げ閉店にもかかわらず店の前はライトアップされていた。
しかし、きょうは消されていた。
【渋谷公園通り】
神南1交差点から公園通りを写したもの。先週土曜日は、マルイシティの1階、東京スター銀行、ドコモショップ、西武百貨店などでライトアップされているところが残っていたが、この日はほとんど消された。
こうやって並べていくと、フーゾクとか、それっぽいところだけが空気を読んでいないって結論になってしまった。
ほかのお店だと、風評被害のようなものがあるので、空気を読まんといかんのだが、そこんところを彼らは分かってるんだろうか? たぶん分かっていないし、誰も教えないからこんな状況になっているんだと思ってしまった。
渋谷の街が、ライトアップが減った結果暗くなったのは仕方ないとしても、世間の空気を見ないようだと、こうなってしまうんだって、あまりにもわかりやすいコントラストが浮かび上がってしまったのでした。
電力供給は急には増やせない。供給が増えないまま夏を迎えたらどうする気だ!
写真にはしなかったパチンコ屋と、フーゾクの危機感のなさが目に付きすぎてしまったのでした。
AVも貸すTSUTAYA、AVメーカーのソフト・オンデマンドは気を配っているというのに…情けない。