初日☆Travel Diary to…TOUHOKU①
(東京→)
二日目☆Travel Diary to…TOUHOKU②
(遠野→釜石→大船渡→一ノ関)
8:00。起床。
おはよう、岩手\(^-^)/@一ノ関
まずは近隣を散策してみることに。
近隣散策といっても、バス使うけど。
30分ほど…(ノ´∀`*)笑
10:00。厳美渓に到着。
そういえば何も食べていない(´・ω・`)
何かあるだろうという期待が外れ…ん?
おおっ!
滝見だんごー!!!(><*)ノ朝ごはん!
おじいちゃんとおばあちゃんが、
注文を聞いてから作ってくれます。
朝早くから買いに来る人がたくさん!
大人気!(*^^*)美味し~♪
つきたてのお団子を片手に、
景色を楽しみました(*´ω`*)もちもち♪
栗駒山から一関市内へと流れる磐井川。
その中流にあるのが【厳美渓】。
国の名勝天然記念物に指定されています。
日本百景の一つです。美しい渓谷です。
(*´ω`*)
大きな岩肌の中に、
穴をあけたような穴がたくさん…
甌穴(おうけつ)、というそうです。
奇岩、怪岩、深淵、甌穴に滝…
それが二キロに渡って続いています。
この形になるのに何年かかったのかしら、
なんて途方もないことを考えていると…
あ…近くに『温泉神社』発見。
旅の安全をお祈りしました(・人・)
『松島と厳美が
我が領地の二大景勝地なり!!!』
と、言ったのは、伊達政宗。
度々訪れていたそうです(><*)ノ
この日は天気も良くて。
川の水が翡翠色に輝いていました。
本当に綺麗(*´ω`*)
11:15。
厳美渓から平泉へは、タクシーで。
やっぱりその土地のことは、
その土地の人に聞くのが、一番。
『じゃあ、岩面大佛様観ながら、
行くとしましょうかー』と、
【達谷窟毘沙門堂】通ってくれました。
流石、観光案内は慣れたものです。
(*´ω`*)わーい♪
まずは…世界遺産【毛越寺】。
入るとすぐに、句碑がありました。
あ…しかも英語。
新渡戸稲造が英訳した芭蕉の句でした。
他にもいくつか…
『夏草や 兵どもが 夢の跡』を発見。
さて…【毛越寺本堂】へ。
慈覚大師円仁により嘉祥3(850)年に開山。
藤原氏二代基衡が造営に着手し、
三代秀衡の時に完成しました。
名前の由来、はじめて知りました。
とても興味深いですよ(*^^*)
円仁が東北行脚の途中、霧で山路に迷い、
そこで、落ちていた白鹿の毛見つけます。
辿っていくと、そこには白鹿の姿が。
うずくまる白鹿に近づくと…
鹿の姿は消えて、白髪の老人が現れます。
ここにお堂を作りなさい。
薬師如来の化身に違いないと感じた円仁。
お告げに従い、円仁はお堂を建立。
それが毛越寺の始まり、嘉祥寺です。
毛越寺…
白鹿の毛を辿り山路を越した…。
そんな由来だったのですね(*´ω`*)
まずは【宝物館】をぐるりと見て。
【南大門跡】を通り【開山堂】へ。
慈覚大師円仁を祀っているお堂です。
開山堂の北側にある基壇【嘉祥寺跡】。
『吾妻鏡』には嘉勝寺と記載。
それから…
【金堂円隆寺跡】。【経楼跡】。
【鐘楼跡】。【講堂跡】。
【法華堂跡】。【常行堂跡(渡廊跡)】。
【東門跡】。
毛越寺…
実は火災で当時の建物は残っていません。
遺跡はたくさん見られるんですけどね。
堂塔40、僧坊500。
『吾妻鏡』にはそう書かれています。
たくさんの人が暮らしていた場所。
想像するだけで…凄い(ノ´∀`*)
【鐘楼】と【常行堂】。
あ!【遣水】!!!
氷ってなくてよかった!(´;ω;`)見られた
この遣水は、曲水の宴で有名。
一度でいいから見てみたいな。
四神相応の地を選び、主建物の左側、
東から南へ流し、さらに東から西へ流す。
『作庭記』通りの作りでした。
ただ水を流すのではなく、
水切石や水越石などがつくられて、
美しい流れが演出されています(*´ー`*)
その【遣水】は勿論、池への水路としての
役割を果たしているわけで。
その先には…【大泉が池】。
大きさは東西約180メートル、
南北90メートル。
【大泉が池】と【遣水】は、
発掘調査に基づいて近年整備されたもの。
浄土庭園…は…氷ってました…ね(笑)
仕方ないよね、冬だもの\(^-^)/
平安時代の庭園造り秘伝書『作庭記』。
それに忠実に造られたものだそうです。
庭園の作者は不明なんですね…意外。
池の中央には中島があります。
ここには橋がかけられていたそうです。
南大門前~中島、中島~金堂円隆寺。
がありました。
門から中島は反り橋。
中島から金堂へは斜橋だった。
そう考えられています。
今回、東京から遥々訪れた、平泉。
…平安時代、当時の都である京都から、
平泉を訪れるということは、
並大抵のことではありません。
長旅を終えて、この庭園をみた人は…
どんな心持ちだったのでしょうね…
今の私以上に、心穏やかになれたのかも。
【毛越寺】から巡回バスに乗り…
13:30。平泉めぐり、二ヶ所目。
ついに!来た!【中尊寺】!(´;ω;`)
毛越寺と同じく嘉祥3年(850)年、
慈覚大師円仁によって開山されました。
中尊寺へは月見坂を登っていきます。
標高約130mの丘陵にあるので結構大変。
樹齢300年以上の幾本もの老杉。
江戸時代に伊達藩が植樹したものだそう。
(*´ω`*)荘厳…
月見坂を黙々と登っていると…
一番最初に見えてくるのが【八幡堂】。
八幡大菩薩様と、阿弥陀如来様。
【総門跡】総門跡を抜け…
左手に【辨慶堂】。
元々の名前は【愛宕地蔵堂】です。
勝軍地蔵菩薩が御本尊。
【辨慶堂】には辨慶と義経の木像。
辨慶自作の木像。
安宅の関で勧進帳を詠みあげた際に、
義経主従が背負ったとされた笈。
弁慶ファンにはたまらない場所←
そして【東物見台】。
西行の歌碑、遠藤悟逸の句碑。
ここから季節折々の景色が楽しめそう…
【地蔵堂】。
向かいの赤いお堂には道祖神様。
それから【薬師堂】。
薬師如来様と子安観音様。
生まれたばかりの友達の子のために祈る。
そして【観音堂】。
【中尊寺本堂】からすぐに【不動堂】。
その向かいには【峯薬師堂】。
薬師如来様と、左右に日光月光菩薩様。
目に関するお願いを聞いてくれます。
境内で、カエルの石造を発見。
無事にかえる、福がかえる(*´ー`*)
【大日堂】は階段の上。
御本尊は大日如来様。
【鐘楼】。
長い年月で窪みができた、この梵鐘。
今は音色を聞くことはありません。
しかし東日本大震災から一年後に、
追悼の念を込めて鳴らされたのだとか。
そして…念願の【中尊寺本坊】。
中尊寺本堂境内には釈迦如来様。
昭和33年に天台宗東北大本山になり、
比叡山延暦寺から不滅の法灯が分灯。
伝教大師最澄が比叡山を開いてから、
1200年、絶やさず護られてきた火。
本堂は今、改修の真っ只中でした。
【讃衡蔵】
国宝・重要文化財指定の宝物を収蔵。
紺紙金銀字交書一切経…中尊寺経。
金字と銀字で書写したものです。
一行ずつ交書されているのは珍しい。
とても綺麗でした(><*)
【辨財天堂】。
本尊は辨財天十五童子様。
辨財天の特徴を具体化した15人の男童。
【阿弥陀堂】。
阿弥陀如来様。
右には大黒天様、左には蔵王権現様。
…良いご縁がありますように(>人<)
【経蔵】。
騎師文殊菩薩様と、四眷属。
紺紙金字一切経などなど…
経典類が納められていた建物。
【旧覆堂】。
約700年前。鎌倉幕府によって建造。
現在の覆堂ができるまで金色堂を
護っていたお堂。
【釈迦堂】通り抜けると…赤い鳥居が。
【中尊寺鎮守白山神社】。
国指定重要文化財の【能舞台】…
【十二支一代守護神社】がありました。
卯歳の神社に御参り。
その先は…【西物見台】も。
そして、そして。
待ちに待った【金色堂】。
撮影禁止だったから写真はなくて。
絢爛豪華という言葉がピッタリでした。
本尊の阿弥陀如来様の須弥壇の周りは、
漆と虹色に輝く螺鈿細工と、象牙細工。
左右に安置されていた…
阿弥陀如来様、観音菩薩様、勢至菩薩様、
持黒天様、増長天様、
そして六体の地蔵菩薩様。
浄土、そのままがここに。
本当に美しかった…
帰りは月見坂をおりて…
入口にある【武蔵坊弁慶大墓碑】へ。
15:50。
歩きに歩いた、今日のスケジュール(笑)
食事をすっかり忘れていました。
( ・∇・)朝おだんご食べたっきり…
『岩手に来たら必ず食べる!』
そう決めて来たんだ、私\(^-^)/
芭蕉館@平泉駅前。
元祖平泉わんこそばの有名店です。
【わんこそば】!!(ノ´∀`*)
お蕎麦が常食の一つだそうで、
調理法も食べ方も色々あるのだとか。
昨日食べた餅膳もそうだったけど、
季節に合わせてその土地ならではの味に
ひとつの材料を多様に作り替えてる…
東北の食文化の凄いところ(><*)
わんこそば。
手打ち蕎麦の切りたてを茹で揚げたもの。
…でも食べている間にのびちゃったり、
風味が飛ぶのを惜しんで、器に盛らずに
小さいお椀に盛るようになったのね。
わんこは方言…椀っこ、というわけね。
(ノ´∀`*)なるほどー
最初に出てきたのは…鮪の山かけ。
なめこおろし、筋子、鰹節、のり、ねぎ。
薬味がたくさん(≧▽≦)香のものも♪
わんこそばというと…
蓋を閉めない限りは盛られ続ける。
そんなイメージでしたが(笑)
芭蕉館さんはそんなことなかったの。
ゆっくりとお蕎麦を食べられました。
美味しさのあまり…まるやま、
36杯食べました\(^-^)/お腹すいてた!
18:00。平泉→花巻。
平泉から東北本線を乗り継ぎ…
一時間半ほどかけて、花巻へ。
本日宿泊予定の旅館の送迎バス…に…
目の前で置いていかれました\(^-^)/
と、いうことで…バス。
大沢温泉 山水閣@花巻温泉郷。
大沢温泉は三つの棟に分かれていて…
山水閣、菊水館、湯治屋。
山水閣に泊まると…
七ヶ所ある温泉全てに入れます(*^^*)
18:30。
仲居さんにお夕食をお願いして…
まるやまはカラスの行水(笑)
取り敢えずは山水閣内のお風呂へ。
というか【山水閣】を散策。
(*´ー`*)さすが新館だなー
【山水の湯】【豊沢の湯】。
なんか、お湯がとろとろしてる気が…
わずか30分でお肌はスベスベに…!
19:05。お部屋でごはーん(*´ω`*)
美味しそう…っっっっっっ!!!
小鉢…
山菜のお浸し
酢の物…
岩手県山田産牡蠣の酒蒸しおろしポン酢
前菜…
竹の子木の芽味噌焼
豊作盛り
鶏つくね棒タレ焼
蟹爪黄身衣揚げ
公魚新引き揚げ
吸物…
蓬豆腐薄葛仕立て
お造り…
鮪、鯛、ボタン海老
鍋物…
五色のつみれといわい鶏ピリ辛鍋
焼物…
岩手牛朴葉味噌焼
蒸し物…
白金豚入り蓮根饅頭
止め椀…
もだし茸
香の物…
三点盛り
水菓子…
日向夏、苺スフレ、アイス
20:30…完食(*´ー`*)
雪が降ってきました…
窓の外を眺めながら、ゆっくりと。
日本酒片手に、美味しく頂きました。
【純米吟醸 鷲の尾 蔵人の酒】。
夕食後は、再び温泉。
今度は別棟の【湯治屋】へ。
炊事場があるから長期滞在には良いかも。
趣深い建物も居心地良いな。
建物自体は200年前のもの!
【薬師の湯】【かわべの湯】。
【大沢の湯】…
行きたいな…と思って近くまでいったら…
『今は男だらけだからやめときー!』
って、止められました( ・∇・)
↑↑↑↑↑↑
男女混浴なの(笑)
お次は…曲がり橋を渡った先へ。
別棟、茅葺き屋根の【菊水館】。
ここは160年前の建物ですって。
宮沢賢治や高村光太郎が、
愛してやまなかったのも納得の宿。
いまもお忍びで作家さんが泊まるそうな。
良い文章書けそうだもの(ノ´∀`*)
部屋に戻ったら戻ったで、部屋風呂。
檜風呂…幸せ(><*)。
ほかほかの体で、雪見酒。
岩手【原酒 掘の井】。
雪景色の豊沢川。
雪がふんわり落ちてくる夜。
朝から動き回ってるのに、
全然疲れてないのは温泉効果?
それとも、美味しい地元の料理の力?
東北(><*)満喫
飲み終わったら寝ようかな。
明日も朝から、楽しもう(*´ω`*)
**・.+丸山小百合+.・**