●風●からっ風●木枯らし
★からっ風(空っ風、からっかぜ) http://p.tl/pzmy  http://p.tl/QxRA
主に山を越えて吹きつける下降気流のことを指す。
山を越える際に温度、気圧ともに下がることで空気中の水蒸気が雨や雪となって山に降るため、山を越えてきた風は乾燥した状態となる。
特に群馬県で冬に見られる北西風は「上州のからっ風」として有名で、「赤城おろし」とも呼ばれ、群馬県の名物の一つとも数えられている。また、浜松市などの静岡県西部でも冬に北西風が強まり、「遠州のからっ風」と呼ばれる

★関東地方  http://p.tl/OXzS
... 北西部の山地から山麓(さんろく)にかけては、夏に雷雨が多く、冬はからっ風が吹く。また、京浜地方には市街地特有の都市気候がみられ、一般にやや高温で、高層ビルの間では強風(ビル風)が吹き ...
★群馬(県) http://p.tl/XQ-R
... そして、南部平野のからっ風と雷は古来有名で、民家の防風用屋敷森(やしきもり)が目だち、北部山地には雪が多い。南東部の低湿地は水害常襲地で、水塚(みづか)(盛り土住居)、揚舟(あげぶね)がみられ ...
★富士見   http://p.tl/gaU9
群馬県勢多(せた)郡にあった旧村名(富士見村(むら))。2009年(平成21)5月に前橋(まえばし)市に編入。旧村域は赤城(あかぎ)山の山頂を含む南西斜面を占め、現在は前橋市の北西部にあたる地域。富士見の名は高位斜面から富士山が見えることによる。... からっ風が強く、民家は樫(かし)や竹の屋敷林に守られ、協同で生垣(いけがき)をつくる「くねゆい」の風習がある。酪農、養豚、野菜栽培の盛んな地域で、高位斜面に第二次世界大戦後開かれた開拓地もある。 ...
★両毛地方(りょうもうちほう) http://p.tl/6FZI
広狭の二義がある。広義には、現在の群馬・栃木両県の領域をいう。これは、二県の領域が古代に毛野国(けぬのくに)とよばれ、仁徳(にんとく)天皇の時代に上毛野(かみつけぬ)と下毛野(しもつけぬ)に分かれ、さらに奈良時代に上野(こうずけ)、下野(しもつけ)とよばれたことに由来する。... 冬から春にかけて、からっ風の強い地方である。両毛線沿いに高崎、前橋、伊勢崎(いせさき)、桐生(きりゅう) ... 「かかあ天下とからっ風」の特色がよく現れた地方である。最近は繊維工業以外の電機 ...


★『●「あっしには関わりのねえことでござんす」『木枯し紋次郎』』 http://amba.to/Q3IIjH
★『●時代劇(じだいげき)●時代小説ワールド』 http://amba.to/X1Ne5j

★こがらし 2 【木枯らし/▼凩】三省堂 大辞林
(1)〔木を吹き枯らす風の意〕初冬に吹く強い風。[季]冬。《―に浅間の煙吹き散るか/虚子》
(2)〔近世女性語〕すりこぎ。

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★木枯らし(こがらし・いち・ごう)
●今日のキーワードは「木枯らし」です。
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気象庁は12日、東京地方に「木枯らし1号」が吹いた
と発表した。大阪(近畿地方)では7日に「木枯らし
1号」が吹いたと発表されている。
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§木枯らし1号【こがらし・いち・ごう】
晩秋から初冬にかけて吹く北よりの冷たく強い風10月半ばごろから11月末日にかけて西高東低の冬型の気圧配置により発生する強い季節風のことを「木枯らし」といい、その年の最初の木枯らしのことを「木枯らし1号」と呼ぶ。
具体的には、風速毎秒8メートル以上の北より(北~西北西)の風と気象条件が定義されている。
晩秋から初冬の季節に吹き、木々の葉を散らして木を枯れ木のようにしてしまうということから木枯らしと呼ばれている。
毎年、東京と大阪では「お知らせ」として木枯らし1号の発生が気象庁から発表される。冬の到来を告げる気象メッセージとなっているが、条件によっては木枯らしが発生しない年もある。一方、2番目以降の木枯らしは、発生しても特に発表されない。
気象庁は12日、東京地方に「木枯らし1号」が吹いたと発表した。大阪(近畿地方)では7日に「木枯らし1号」が吹いたと発表されている。

★気象庁 予報用語
木枯らし
分野:
いろいろな風に関する用語
意味:
晩秋から初冬にかけて吹く、北よりの(やや)強い風。

★木枯らし(こがらし) http://p.tl/pOvB
日本の太平洋側地域において晩秋から初冬の間に吹く風速8m/s以上の北寄り(北から西北西)の風のことで、冬型の気圧配置になったことを示す現象である。凩とも表記する。

★かぜ 0 【風】三省堂 大辞林
(名)
(1)空気の動き。一般に、気圧の高い方から低い方に向かう水平方向の空気の流れをいう。
「―が吹く」
(2)人に対する社会全体の態度。
「世間の―は冷たい」
(3)ならわし。しきたり。風習。
「芦原や正しき国の―として/新千載(慶賀)」
(4)名詞の下について、接尾語的に用いる。
(ア)様子・態度・素振りなどの意を表す。
「先輩―」「役人―」
(イ)人をある気分にさせることを表す。
「臆病―に吹かれる」
→かぜ(風邪)
» (成句)風青し
» (成句)風枝を鳴らさず
» (成句)風薫る
» (成句)風が吹けば桶屋が儲かる
» (成句)風冴ゆ
» (成句)風に櫛り雨に沐う
» (成句)風に順いて呼ぶ
» (成句)風に靡く草
» (成句)風に柳
» (成句)風の吹き回し
» (成句)風の前の塵
» (成句)風の前の灯
» (成句)風光る
» (成句)風を切る
» (成句)風を食らう
» (成句)風を吸い露を飲む
» (成句)風を捕まえる
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・て 【▽風】
〔「風(ち)」の転〕かぜ。他の語と複合して用いられる。
「疾(はや)―」「追い―」
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・ふう 1 【風】
(名)
(1)ある範囲の土地や社会にみられる生活様式。ならわし。
「婚家の―になじめない」「都会の悪しき―に染まる」
(2)性格的・精神的な傾向。
「彼には生活を楽しむという―がある」「小成に安んずる―がある」
(3)方式。やり方。
「どんな―に説得するか悩む」「私の発言をそんな―にとらないで下さい」
(4)様子。状態。ふり。
「あんな―では、また、失敗する」「何気ない―を装う」「誠に―の悪さうな人体で/金色夜叉(紅葉)」
(5)世間の評判。
「隣家(となり)近所へ―の悪い思ひをする/疑惑(秋江)」
(6)名詞の下に付いて、それに類する、その趣(おもむき)がある、などの意を添える。
「中国―の料理」「西洋―の建物」「勤め人―の男」「職人―」
(7)よくない気にあたって起こるとされる病気。風病。
「越後の乳母、―いたみける頃/今鏡(御子たち)」
(8)「詩経」の六義(りくぎ)の一。各地方の民謡をいう。
(形動ナリ)
趣のあるさま。しゃれているさま。
「必ず女郎に―なる仕出しして見せて/浮世草子・禁短気」
» (成句)風を望む
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・ふり 【振り/▽風】
0 2 (名)
(1)振ること。振り方。
「バットの―が鈍い」
(2)動作の仕方。様子。また、姿・容姿。
「知らない―をする」「腰附、肩附、歩く―/歌行灯(鏡花)」「天性―よく見事に生(そだち)たる松のごとし/耳塵集」
(3)踊りのしぐさ。また、歌舞伎などで、俳優の所作。
「―を付ける」
(4)料理屋・遊女屋などで、紹介や予約のないこと。
「―の客」
(5)女物の和服の袖の、袖付け止まりから袖下までの縫い合わせてない部分。
(6)方位や角度をずらすこと。また、ずれていること。振れ。
「建ては建てたが、ちつくり笠に―がある/浄瑠璃・一谷嫩軍記」
(7)下帯・猿股などをつけてないこと。
「帯ひろ前の―になつて居るやうな/志都能石屋」
(8)分担・負担させること。
「そんならなほしてそつちが―だぞ/洒落本・三人酩酊」
(9)「振り売り」に同じ。
「荻織る笠を市に―する(羽笠)/冬の日」
(10)「振袖」に同じ。
「片町の―を内へ呼び入/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(中)」
(11)「振り回し」に同じ。
「借銀かさみ、次第に―につまり/浮世草子・永代蔵 6」
(接尾)
助数詞。
(1)振る動作の回数を表すのに用いる。
「バットを一―二―してからバッター-ボックスに立つ」
(2)刀剣を数えるのに用いる。
「太刀一―を贈る」
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・ぶり 【振り/▽風】
名詞またはそれに準ずる語の下に付いて複合語をつくる。
(1)状態・動作の仕方・あり方を表す。
「枝―」「勉強―」
〔「歩きっぷり」「男っぷり」「飲みっぷり」のように「っぷり」となることがある〕
(2)数量を表す語に付いて、分量がそれだけに相当することを表す。
「大―」「五軒―もある家/鹿狩(独歩)」
(3)時間を表す語に付いて、それだけの時間を経過して、再び同じ状態になることを表す。
「五年―の帰郷」「三日―の晴天」
(4)歌・和歌の曲調・調子を表す。
「万葉―」
(5)古代歌謡、特に雅楽寮に伝わる歌曲の曲名を表す。多く、歌詞の冒頭の語に付ける。
「天田(あまだ)―/古事記(下訓)」
★気象庁 予報用語
・(南の)風
分野:
風向に関する用語
意味:
予報期間内および予報区内の平均風向が(南)を中心に45度の範囲にあるとき。
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・(南よりの)風
分野:
風向に関する用語
意味:
風向が(南)を中心に(南東)から(南西)の範囲でばらついている風。
備考:
a) 東、西、南、北の4方向のみに用いる。
b) 予報文には用いない。注意報・警報、情報文でも必要最小限にとどめる。
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・(東または南の)風
分野:
風向に関する用語
備考:
a) 音声伝達では「東の風または南の風」を用いる。
b) 予報区域内で、場所によって東の風が吹くところや南の風が吹くところがあるときに用いる。
c) 風向が大きくばらつく予報は好ましくないので多用しない。

★生物学用語辞典
・風
英訳・(英)同義/類義語:wind
地表上の大気の動き。

★隠語大辞典
・風
読み方:かぜ
1.風俗係専門の巡査、又風俗壊乱の取締りを厳重にする事を「けいはちふう」又は「けいはちかぜ」(警八風)と云ふ。警視庁令第八項に其項あるより来る。
2.刑事のこと、又は、路上でのでんすけ賭博などの一斉取締にあうこと。用例「かぜをくって、やくだった」(取締りにあたって、さいなんだった)。〔一般犯罪〕
3.刑事のこと。または、路上賭博の一斉取締に会うこと。〔香具師・不良〕
分類 犯罪、香具師/不良
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・風
読み方:かぜ
警官に追跡せらるるを云ふ、「きたかぜ」の略。
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・風
読み方:かぜ
1.風俗係専務巡査(警視庁管内)。〔第二類 人物風俗〕
2.刑事。多治見 不良仲間。
3.風俗係の警官。〔死〕〔掏摸〕
4.風紀係巡査。語頭字のみをいう。〔不〕
分類 不、不良仲間、掏摸
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・風
読み方:かぜ
1.扇のこと。〔芸能(寄席・落語)〕
2.〔隠語〕扇のこと。
3.扇子。
分類 寄席、寄席/落語、芸能
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・風
読み方:ばらみ,ぱらみ
1.途上掏摸犯。〔朝鮮人隠語〕
2.掏摸をいふ。〔朝鮮人語〕
3.途上掏摸犯を云ふ。
分類 朝鮮人、朝鮮人語

★風(かぜ) http://p.tl/s6gs
空気の流れのこと、あるいは流れる空気自体のことである。旧字は「鳳」、略字は「凤」と書いた。