おとゝいまで、ことし5回目のとうきょう出張を、梅雨寒のお陰で快適な気温(でも湿度は高め)の中してきました。
※今回は2泊3日で、五月祭や「まんパク」等を含む前回の訪問は5月22日の記事へ。
こっかい議事堂
世間では参院選が酣の中、きょうからの3連休はいわゆる「選挙サタ(サン・ホリ)デー」で各候補者は依り一層の支持拡大を求めて有力者の応援演説がある等、都内でも連日選挙車が各地へ巡回しているのは言うまでもありまへん。
こうえんじ純情商店街
△ねじめ正一さんが約30年前に上程した著書と同じ名前の商店街。
「Aurora Arc」のPR?
前回(さきおとゝい)の記事でBUMPの9thアルバムの件をおハナシゝましたが、当然乍ら出張中にフラゲをしてCD再生器を持ち込んで聴いていたのみならず、うずまき社のお膝元・しぶや駅の西口では↑こちらの左側にあるシブハチヒットビジョンでCMが流れる等PRも見掛けました。
こくりつ西洋美術館(NMWA)
まんず、↑こちらでユネスコの世界文化遺産登録が決定してから10展目及び開館60周年記念展の第2弾である自館蔵を含めた「松方コレクション」展(~9月23日)へ。
□あすの「日曜美術館」のメインで取り上げる予定。
上記展の入り口前にあるモノ
↑こちらはクラウドファンディングで修復を行って、同展の最後に全体の約4割の状態で展示しているモネの「睡蓮、柳の反映」を凸版印刷のご協力でAI(?)で推定してデジタル復元したモノです。
前庭にあるロダン「地獄の門」
春になら博で開催していた都島区・網島(あみじま)町にあり現在休館中の「藤田美術館」展を肇めに、きょうからみなとみらいのよこはま美術館(YMOA)で開館30周年記念事業の第2弾として生誕150年・没後80周年記念の「原三渓の美術」展(伝説の大コレクション・~9月1日)が開催される等、ことしは国内の方のコレクションに関する展覧会が稍多いと感じ〼。
こくりつ博物館(TNM)・平成館
次に、9日から始まった「三国志」展(~9月16日)を初日に、
☆10月1日から九州こくりつ博物館(だざいふ市)で開催予定(~来年1月5日・きょうから開催の「室町将軍」展〈戦乱と美の足利十五代・~9月1日〉の次)。
関羽像
この「三国志」展ですが、我が国に於ける国宝や重要文化財にあたる「1級文物」を約40点揃え、またKTG社のご協力も賜るのみならず、殆どの作品で撮Aが可能と言う可也太っ腹な展覧会であり〼。
張邪蛇矛?のレプリカ
△KTG社提供。
なお、トーハクでも自館で所蔵している浮世絵の「松方コレクション」展が本館10室(2階)で、「なら大和四寺(岡・室生・長谷の各寺と安倍文殊院)の御仏」展が同11室(1階)でそれぞれ開催中ですので、NMWAの本展及び「三国志」展と合わせて是非お立ち寄り下さい。(いずれも、~9月23日・前者展は4回に分けて展示中。)
さて、うえの文化の杜にはトーハク・NMWA・かはく以外にこくりつの施設がもう1つあり、
こくりつ近現代建築資料館(Nama・西口)
「光の教会」の木製模型
その↑こちらでは、同館の名誉館長を務める安藤忠雄さんの「初期建築原図」展(個の自立の対話・~9月23日〈入場無料且つ会期中無休〉)が開催されてい〼。
こくりつ近代美術館(MomaT)
ハイジのおうち
大丸有エリアから徒歩圏でもある?↑こちらで2日から始まった「高畑勲」展(日本のアニメーションに遺したモノ・~10月6日)、
☆来年4月10日からおかやま県立美術館で開催予定(~5月24日)。
★下記展の入り口
△「どこへ向かって」を天井(高さ11m)から吊り下げて展示。
森美術館(MAM)の開館15周年記念企画の第4弾で、既に10万人以上の方々にご覧頂いている「塩田千春」展(魂が震える・~10月27日)。
◎本展覧会も一部の作品に於いて、非営利目的の場合に限り撮Aが可能ですので少しご紹介し〼(以下、★印の画像は「CC BY-NC-ND2.1」です)。
★「手の中に」
△入ってから最初にある作品。(ソコから凄い世界が見えてくる?)
本展と並行して開催中の「MAMコレクション(自館作品の蔵出し公開)」では「フェイクニュース」をお題に、会田誠さんのビデオメッセージ風の作品等を公開しているのですが、
展示風景
夫人である岡田裕子さんの「Double Future」展が両氏の所属先で市谷田町にあるMizuma Art Galleryで開催中です(~来月10日・入場無料)。
「六本木アート・トライアングル(あとろ)」を知る為の2冊。
さて、「あとろ」の提唱者であるMAMの美術館員(=いわゆる中の人である広報担当者)・洞田貫晋一朗さんが左側の本を先月12日にリリースしましたが、右側の本は創設者である故・森稔代表に依る最初で最後の著書で、この2冊で六本木ひるずを「経済(オフィス)の上に文化(アート)を置いた街」にし、ひいては「あとろ」をうえの(文化の杜)と並ぶお江戸の文系「MICE」施設群に発展したコトがご理解頂けるかと思い〼。
NACTに並ぶ両展のあんない
都美術館の「(グスタフ・)クリムト」展(ウイーンと日本1900)は延べ57万人にご来場頂いてさきおとゝいで終了しましたが、こくりつ新美術館(NACT)でソコよりも展示内容も豊富(約4百点)な「ウィーン・モダン」展(クリムト、〈エゴン・〉シーレ世紀末の道・~来月5日〈1階〉)へ行くコトも強くお奨めし、2階では「クリスチャン・ボルタンスキー」展(‐ Life Time・~9月2日)がそれぞれ酣の中、上述の「塩田千春」展共々作品の大きさや物量(点数等)そしてクオリティ(質)で展示室のキャパシティ(=展示室の面積×天井高)の限界に挑む展覧会が「あとろ」で行われてい〼。
☆10月18日からながさき県美術館で開催予定(~来年1月5日)。
発言する+スピリット+ぼた山
△天井の高さ(8m)が違うと、作品の魅せ方も変わり〼。
一つ申し上げ〼と、現在「抽象世界」展(~来月4日)が酣のこくりつ国際美術館(NMAO・なかのしま)で同展の前後で開催の展覧会が現在NACTの上と下で開催してい〼。
☆「ウィーン・モダン」展のおゝさか展は来月27日からです(~12月8日)。
下記展の入り口前にあるモノ
あとは両国のえどはくで、特別展示室のリニューアル後2つ目となる「江戸のスポーツとゝうきょう五輪(パラ五輪)」展(~来月25日)位でしょうか?
さて、4月訪問時の記事で都の歴史文化財団と独立行政法人こくりつ美術館(事務局・MomaT)が共同で夏期(特に金曜)の夜間来館促進の取り組みとして「宵の美(サマーナイトミュージアム)」をおとゝしから行っている旨を申し上げましたが、最初は6館(在京こくりつ美術館3館〈NFAJ以外〉+都美・写美〈TOPM〉・えどはく)で始まり、昨年から白金台の庭園美術館が、ことしはリニューアルした木場公園の都現代美術館(MOT+)が「プレミアムフライデー(ぷれ金)」の26日から来月30日の金曜日は21時まで開館して計8館で「宵の美」を行うとゝもに、今回訪問のこくりつ美術館3館(上述)やトーハクで開催中の各展も金・土曜日は同じく21時まで開館してい〼ので、コレから梅雨が明けて暑い日が続くと日中のお出掛けが億劫になるこの機会に是非「宵の美」を満喫してみては如何でしょうか?
今回の戦利品
「ボルタンスキー」展の図録はおゝさか展開催時に調達し、安藤忠雄さんの「初期建築原図」展の図録(76ページ)は同館の事務所の方に申し付けて頂いたモノで、「塩田千春」展の図録は発行次第届く様に発注済みですが、「三国志」展の図録は後日調達し〼。
最後に、撮A可能な作品等の取り扱いについて申し上げ〼と、K帯・スマホで撮Aされる際の暗黙のルールとして、必ず「フライト(機内)モード(=電波が入らない状態)に設定して」から撮Aするコトを申し上げ、きょうのお題は以上です。(Vol.728)